出版社内容情報
昭和20年11月、元首相近衛文麿は巣鴨への収監を予知して自死した。しかし、その背後には元内大臣木戸幸一と進駐軍の調査官E・H・ノーマンによる驚くべき陰謀があった。近衛に開戦責任を負わせ自死させることにより歴史の何が隠蔽されたか。
【著者紹介】
昭和3年東京に生まれ横浜に育つ。横浜一中(現希望ヶ丘高校)卒。その後水産講習所(現東京海洋大学)をへて、台湾政治大学へ留学、独立運動に関わる。昭和40年代より著述をはじめる。中国現代史、日本近現代史、横浜郷土史などで多くの著作を残す。著書に『毛沢東5つの戦争』『周恩来と毛沢東』『横浜山手』『日米開戦の謎』『昭和二十年・既刊13巻』『原爆を投下するまで日本を降伏させるな』『横浜富貴楼お倉』『「反日」で生きのびる中国』『近衛文麿「黙して」死す』『それでも戦争できない中国』『鳥居民評論集 昭和史を読み解く』(いずれも草思社)『山本五十六の乾坤一擲』(文藝春秋)などがある。平成25年、心不全で急逝、享年84歳。
内容説明
昭和20年12月、元首相近衛文麿は巣鴨への出頭を前にして自決した。その背後には元内大臣木戸幸一とGHQ調査官E・H.・ノーマン、そして木戸の縁者・都留重人による驚くべき陰謀があった。近衛に日米開戦の責任を負わせ、自死させることで何が隠蔽されたのか。真の戦争責任者は誰だったのか。追い詰められていく中で近衛が「黙」を貫き通した真の理由が解き明かされる。文献渉猟と独自の歴史考察から、現在まで続く虚妄の太平洋戦争史観を、根底から覆す圧倒的迫力の歴史読み物。
目次
第1章 ミニ戦犯裁判
第2章 対敵諜報局員
第3章 内大臣
第4章 軍令部総長
第5章 深淵
第6章 暗闘
第7章 最終幕
著者等紹介
鳥居民[トリイタミ]
1928年(昭和3年)、東京牛込に生まれ、横浜に育つ。水産講習所を経て台湾政治大学へ留学。台湾独立運動に関わる。現代中国史、日本近現代史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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