最新 東京圏通勤電車事情大研究

川島 令三【著】

草思社（2014/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 398p／高さ 19cm
• 商品コード 9784794220905
• NDC分類 686.213
• Cコード C0065

出版社内容情報

どの沿線がこれから速くて便利になるか？
東京近辺のJR・私鉄・地下鉄50 数路線を徹底批評！

先見の明を示した大ベストセラー『東京圏通勤電車事情大研究』『新東京圏通勤電車事情大研究』から二十数年、満を持して放つ最新版！　パート１では、
ダイヤの乱れ、幅広車両、ホームドア、女性専用車など、テーマ別に問題点を洗い出し、改善策を提示。パート２では、路線ごとに、混雑率、利用客の1 日の流れ、ダイヤ事情、将来性などを検討する。鉄道好き、電車通勤の人、引越しを考えている人、不動産関係者など、必読！

★パート１　テーマ別総点検！
● 混雑はどこまで緩和されたか？
● スピードアップはなされているか？
● 通勤ライナー、グリーン車、私鉄ロマンスカーの充実を！
● 幅広車両で輸送力は増えるか？
● 東京オリンピックで首都圏の鉄道はどう変わる？
● スピードダウンしない運転本数は１時間に24 本！
● 都心回帰か？郊外居住がいいか？……など
★パート２　路線別徹底批評！
● 京浜急行…エアポート快特を増発して20 分ごとに！
● JR 東海道・横須賀線…上野東京ラインの開業でダイヤはどう変わる？
● 総武線…京葉線との接続新線の計画を実現させて、混雑の解消を図れ！
● 田園都市線…大井町線の急行を目黒線に直通させて混雑緩和を！
● 京王線…別線増によってスピードアップと混雑緩和を！
● 小田急線…代々木上原までの複々線化により千代田線直通急行が増発！
● 東西線…有楽町分岐線を活用して混雑を緩和せよ！……など

【著者紹介】
1950 年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在、鉄道アナリスト。小社から1986 年に刊行された最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼んだ。著者の提起した案ですでに実現されているものがいくつかある。著書は上記のほかに『全国鉄道事情大研究（シリーズ）』『関西圏通勤電車徹底批評（上下）』『なぜ福知山線脱線事故は起こったのか』『東京圏通勤電車　どの路線が速くて便利か』『鉄道事情トピックス』（草思社）など多数。

内容説明

相互直通が増えてどこまで便利になったか？混雑はどこまで緩和されたか？全ページ書き下ろし。５８路線徹底研究！

目次

１　テーマ別総点検（混雑はどこまで緩和されたか；スピードアップはなされたか；通勤ライナー・グリーン車、私鉄ロマンスカーの充実を；広幅車両で輸送力はどれほど増えるか；ＪＲ西日本ではロープ式ホームドアが完成しつつある　ほか）
２　各線別徹底研究（京浜急行；ＪＲ東海道・横須賀線、京浜東北線東京以南・根岸線、湘南新宿ライン新宿以南；相模鉄道；東急目黒線・東急多摩川線；東急東横線・みなとみらい線　ほか）

著者等紹介

川島令三［カワシマリョウゾウ］
１９５０年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在、鉄道アナリスト。草思社から１９８６年に刊行された最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼んだ。著者の提起した案ですでに実現されているものがいくつかある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たかしくん。]

待ってました！20数年前に本書の元祖が出版され、当時の私は、東京圏の通勤電車のダイヤ事情に対して「よくぞ言ってくれた！」と共感も多かったことを思い出します。現実離れした主張もあり賛否両論があったことも心得てますが、著者の提言が実現されている例も数々あります。もしかすると湘南新宿ラインなどは、著者の予言を超えたものだったかも。さて「最新版」は、その後の変化と更に提唱を続けるスタイルを保ってますが、その主張に毒が少なくなってしまったなあと、残念に思う部分も多々あります。氏も丸くなったのですかね！

2014/11/24

[Mzo]

将来住む可能性のあるところの通勤事情をなんとなく知りたくて借りてきたので、大半が斜め読み。と言いつつ、4年前の本なので少し情報が古く感じた。大規模インフラってなかなか変化がないようで、意外と早く変わってるんだな、と思った次第。

2018/04/29

[スプリント]

自分が使っている路線と先々住んでみたい地域の路線を中心に読みました。通勤電車の混雑解消の取り組みは知らないことも多く勉強になります。

2016/04/09

[日野 輝樹]

今後の鉄道計画の欄を中心に読みました。日比谷線の東横線乗り入れがなくなったことに疑問を持っていたのですが、車両のサイズにあることが本書を通じて理解できました。

2014/12/10

[やまほら]

「事情大研究」の首都圏部分の2014年版。出版は昨年11月だが、「上野東京ライン」のダイヤは盛り込まれておらず（校了直前の発表だったとのこと）、中央線快速のグリーン車連結も未発表の時点、と変化は激しい。首都圏の58路線を1冊に盛り込んでいるので、それぞれの記述が薄くなるのは致し方ないが、以前のような過激な提案は筆鋒は、ほとんど見られなくなった。現実的になったと言えばそうなのだが、面白みに欠けるのも否めないところである。

2015/04/18