出版社内容情報
1614 年の「冬の陣」、15 年の「夏の陣」によって落城、灰燼に帰した豊臣氏大坂城の本来の姿を、一枚の古図を手がかりに可能なかぎり復元。
1614 年の「冬の陣」、15 年の「夏の陣」によって落城、灰燼に帰した「秀吉の大坂城」は、近年にいたるまでその実態が謎につつまれていた。複雑に縄張りされ、攻撃に対して万全の態勢をとり、また天守や御殿などは豪華につくられて
いたという豊臣氏大坂城の姿を、一枚の古図を手がかりに可能なかぎり復元。名城のオリジナルの姿を知る貴重な一冊です。
【著者紹介】
1940 年東京に生まれる。1998 年没。東京大学工学部建築学科卒業。工学博士。竹林舎建築研究所を開設。日本建築の歴史研究と復元設計に専念。歴史研究では古代寺院建築、中世住宅建築、近世城郭建築、数寄屋と茶室など幅広く、建築設計では国泰寺三重塔(富山県)、掛川城天守(静岡県)、大洲城天守(愛媛県)などがある。主要著書に『法隆寺』(西岡常一との共著)、『模型・薬師寺東塔』『復元模型・安土城』『薬師寺伽藍の研究』(いずれも草思社)など。
内容説明
秘蔵されていた図面を手がかりに「天下に双び無き名城」秀吉の大坂城をはじめて復元する。
著者等紹介
宮上茂隆[ミヤカミシゲタカ]
1940年東京に生まれる。東京大学工学部建築学科卒業。論文「薬師寺伽藍之研究」で工学博士号を取得。1980年、竹林舎建築研究所を開設。日本建築の歴史研究と復元設計に貢献した。歴史研究では古代寺院建築、中世住宅建築、近世城郭建築、数寄屋と茶室など幅広く、建築設計では国泰寺三重塔(富山県)掛川城天守(静岡県)大洲城天守(愛媛県)などがある。1998年没
穂積和夫[ホズミカズオ]
1930年東京に生まれる。東北大学工学部建築学科卒業。長沢節氏に師事して絵を学ぶ。設計事務所を経てイラストレーターに。おもにファッションや自動車などの分野でも活躍してきたが、日本の歴史的な建造物や街並み、歴史風俗などを描くことでも高く評価されている。日本風俗史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。