出版社内容情報
なぜ朴槿恵大統領は反日政策を掲げるのか?中国文化圏へと回帰しつつある韓国の危うい未来を予見する。日韓関係再考のための必読書!
なぜ朴槿恵大統領の「歴史認識」批判の矛先は、中国と血を流し合った朝鮮戦争をスルーし、35 年間の日本の統治時代に集中するのか。国交正常化直後に江沢民中国との対日歴史共闘を声明した金泳三から遡って、古来韓中の複雑な関係と地理的条件の中に「反日」の起源を探り、中国文化圏へと回帰しつつある韓国の危うい未来を予見する。日韓関係再考のための必読書!
G2時代の選択、米国か中国か
中国は台湾以上に古くからの「友邦」
国交正常化で激増する中国人入国者
日本人は観光客、中国人は居住者・就業者
二つの期待、北の核問題解決と巨大市場
ビジネスモデルは「日本複製」
中韓貿易、逆転の兆し
韓国を「過大評価」する日本人……
【著者紹介】
1963 年横浜生まれ。筑波大学大学院地域研究研究科東アジアコース修了。訳書に『「偉大なる将軍様」のつくり方』『金大中 仮面の裏側』、共訳書に『親日派のための弁明』。『日本統治時代を肯定的に理解する』『ある朝鮮総督府警察官僚の回想』に編集協力。
内容説明
韓国の「日本軽視、中国重視」があらわになっている。就任いらい歴史認識をとりあげて日本批判を続ける朴槿恵大統領だが、夥しい血を流し合った朝鮮戦争を俎上にのせて中国を非難したとは聞かない。だがこれは、ひとり現政権のみの姿勢ではない。「韓国人の日本観」をテーマに、20余年来の韓国の変化をみつめてきた著者は、国交正常化を画期として韓国の中間傾斜が一気に進んだと指摘。35年間の日本統治を圧倒する2000年におよぶ歴史の紐帯に鑑みれば、中韓連携は“自然の摂理”であり、こんにちその核心は対日共闘にあると説く。東アジアに出現したこの新たなパワーに日本はどう対処すればいいのか。「中国」という要素を加えて捉え直した瞠目の日韓関係論である。
目次
1 加速する中国への傾斜(朴槿恵大統領の訪中履歴;中韓関係の節目、国交正常化;北朝鮮核危機と金泳三の訪中)
2 中韓連携の宿命(江沢民との「歴史共闘」)
3 日韓関係の実相(日韓併合時代とはどういうものだったのか;韓国を見誤る日本人)
著者等紹介
荒木信子[アラキノブコ]
昭和38(1963)年生まれ。61(1986)年、横浜市立大学文理学部国際関係課程卒業。平成4(1992)年、筑波大学大学院地域研究研究科東アジアコース修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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