草思社文庫<br> かたき討ち―復讐の作法

個数:
  • ポイントキャンペーン

草思社文庫
かたき討ち―復讐の作法

  • 氏家 幹人【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 草思社(2013/10発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外,文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 42pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月19日 12時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794220035
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

出版社内容情報

豊富な史料に基づいて、忘れられた日本の多彩な復讐の習俗を照らし出す。近世の人々はどのように怨みを晴らしたのか。

【著者紹介】
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。日本近世史専攻。江戸の文化に精通し、『江戸の怪奇譚』(講談社文庫)、『武士道とエロス』(講談社現代新書)『江戸藩邸物語』(中公新書)など著書多数。

内容説明

みずから腹を割き、遺書で敵に切腹を迫る「さし腹」。敵の死刑執行人を願い出る「太刀取」。男色の愛と絆の証「衆道敵討」。先妻が後妻を襲撃する「うわなり打」。密通した妻と間男を殺害する「妻敵討」…。江戸時代の武士や武家の女、庶民たちは、いかに怨みを晴らし、幕府は復讐の情をどう管理しようとしたのか。豊富な史料から、日本人の復讐の歴史がよみがえる。

目次

うわなり打―先妻による後妻の襲撃
さし腹―みずから腹を割き、敵に切腹を迫る
太刀取―敵の死刑執行人を願い出る
衆道敵討―男色の愛と絆の証
おんな敵討―男顔負けの猛女から、不倫に溺れた人妻まで
敵持―命を狙われる者の作法
囲者―駆け込み人、あるいは敵持の男たち
もうひとつの武士道―敵持に見る「逃げ続ける美学」
法と情―幕府が定めた敵討のルールと例外
将軍からの質問―将軍吉宗と中国人の、敵討をめぐる問答
妻敵討―密通した妻と間男の殺害
演劇的な、あまりに演劇的な―見世物化する敵討
帳付―敵討の許可を書面に記す手続き
敵討の原像―戦士として生きるために

著者等紹介

氏家幹人[ウジイエミキト]
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者(日本近世史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リキヨシオ

27
「あいつだけは生かしておけない」江戸時代では合法的な復讐法だった「かたき討ち」の歴史。・うわなり打…離縁された妻が後妻に対して行う復讐・さし腹…自ら切腹する事により、敵に切腹を迫る復讐・太刀取…公権力に捕らえられた敵への死刑執行を申し出る。など復讐と言っても様々な形があった。一般大衆は敵討ちに対して喝采を浴びせていた。江戸前期は武士などの集団戦による敵討ちが多かった一方で江戸中期以降は庶民による敵討ちが増えていった。当時の人間の復讐にかける執念のすさまじさと自分の命に対する価値観が現代と違い過ぎて驚いた。2017/11/10

ポメ子

4
時代小説を読む際に参考になりそう。2024/03/13

アドソ

3
斬ったの斬られたのという話が続いてちょっと重いんだけれども、武士の時代の価値観がなんとなくわかって歴史にも興味がわく。江戸時代でも初期と後期とでは空気(ルールの厳しさ?)がずいぶんちがったり、衆道(男色)が普通に認知されてたり、と知らなかったこともいろいろ。それにしても、もう少し命を大事にしようよ、と言いたくなる。2014/02/15

ひろただでござる

1
何かのはずみで相手を殺してしまいえらいこっちゃで逃げ出す侍…守るべきは自分の命で忠義・矜持・潔さ・誇りやない…なのにあっさり自刃したりするその閾値がよくわからん…滅せぬ者のあるべきや…なのか?逐電・出奔した敵の行方・居所を探し出す方法も知りたいところ。2023/05/10

jinxixiuwen

1
敵討の事例をひたすら収集・分類して紹介した本、その収集っぷりや容易に方向性を示さない記述方法は史論というよりはフィールドワークの記録に近い、好きだな~こういう本。 ひたすら陰惨な事件の羅列ではあるが、戦国・江戸初期までの集団的な敵討戦(弔合戦と言ってもいいような)から江戸末期に至る制度化され見世物化されていく姿を通して、敵討(報怨ととらえたほうが適切か)を中心として武家のメンタルティの推移が浮かび上がってくる、快作。2015/02/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7433219
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品