草思社文庫<br> 定年後のリアル

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草思社文庫
定年後のリアル

  • 勢古 浩爾【著】
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  • 草思社(2013/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794219930
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

実際に定年したらどんな生活が待っている?不安を煽るメディアの情報に振り回されず、人生の後半戦を豊かに生き抜くための処方箋。

◆お金、仕事、健康、生きがい……退職したら、どんな毎日が待っている?
不況のいま、いかにして生きていくかという問題がクローズアップされている。とくに定年退職が迫った人に対してメディアは、定年後は「6,000万円の貯えが必要」「孤独死にご用心」など多くの不安を語る。

しかし本書の著者は、さまざまな定年本、定年者たちの生き方を引き合いに出しながら、メディアが煽る「不安」など、実際にはそれほど思いわずらう必要もないことがほとんどだという。いまの日本人は、過剰な情報に振り回され、不必要なほど不安になってしまっているというのだ。

たとえば貯蓄や健康状態の「平均」がどの程度かといった話が盛んに語られ、自らを引き比べて不全感を増している人も多いが、現実には「平均」は自分の生き方とはあまり関係のない情報であり、気にしすぎる意味はない。

またアンチエイジングや若さを保つ方法が日々声高に喧伝されているが、本来、人は年を取ったら取ったなりの自分を認めていくのが自然であり、若さを過度に持ち上げる価値観自体がいびつだともいえる。

◆死ぬまでの「生活資金」なんて、なくたって大丈夫
著者はそうした風潮を批判していきながら、実体のない「20年先」までの不安などに振り回される必要はないと説く。
人は死ぬのが当たり前、年を取ったら衰えるのが当たり前であり、そうした事実を正面から受け入れて、初めて本当の人生に出会える。そのうえで一日一日から得られる人生の喜びを享受して生きていくのが、定年後の理想的な生き方だという。

さまざまな不安の正体を解き明かし、心をほっとラクにしてくれる本書、人生の後半戦をしっかりと地に足をつけて生きていくために必読の1冊。

【著者紹介】
勢古浩爾 1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年間勤務ののち、2006年末に退職。市井の人間が生きていくなかで本当に意味のある言葉、心の芯に響く言葉を思考し、静かに表現しつづけている。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞。著書に『結論で読む人生論(草思社)、『自分をつくるための読書術』『こういう男になりたい』『思想なんかいらない生活』『会社員の父から息子へ』『最後の吉本隆明』(いずれも筑摩書房)、『わたしを認めよ!』『まれに見るバカ』『日本人の遺書』(いずれも洋泉社)、その他多数。

内容説明

やがて来る「定年後」。誰もが抱く不安は「お金は、生きがいは、健康は」の三大テーマ。メディアは経済や健康の不安を煽るばかりだが、焦ったところでどうする術もない。誰だって「老人」になるのは初体験。終わりゆく人生、老いゆく体とどう向き合い、一日一日の喜びを感じながら軽やかに生きられるか。その答えはたぶん自分の中にある。もう人生のレールは敷かれていない。人生のレールが消えることで、義務や目標から解放されるときでもある。等身大の自分のリアルを受け入れて、のほほんと生きていくための一冊。

目次

第1章 身分はただの素浪人
第2章 「リアル」も千差万別
第3章 もう六十歳とまだ六十歳のあいだ
第4章 なにをしてもいいし、なにもしなくてもいい
第5章 さみしいからといって、それがなんだ
第6章 元気な百歳ならけっこうだが
第7章 貧乏でもほんわか生きたい
第8章 飄々と

著者等紹介

勢古浩爾[セココウジ]
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年間勤務ののち、2006年末に退職。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

62
平均的な定年退職者の生活スタイルを本書から感じる内容である。通常の定年後の指南書と違いサラリーマン経験が長いだけに説得力もあり読み手として実感として理解できる、「今までの付き合いは職場関連、仕事関連の人間関係、退職者は曜日を失う、だがそんな無曜日の安穏な時間がいい」など共感できる内容である。2017/06/06

ホークス

32
60迄まだ少し間があるが、このヒネクレ親父がどう考えているか気になって読んでみた。中々笑える本。己れが元々何者でもない事、金持ちは一握りな事、平均的なモデルはない事などを並べ、幻想を否定する。著者が言うのは「自分で考えろ」「誰が何をしようと勝手」という事。大物ぶるのも惨めぶるのも論外。誰かの尺度に合わせる事を卒業し「さみしいなあ、でもそれがどうした」と言うべきだと叱咤する。仕事を辞めるとレールが消えた様に感じるのは、「責務」頼みの男性文化に浸り切っていた裏返しだと思う。そこから考えるしかないだろう。2017/10/24

hirocchi

26
啓発ものではありません、そして不安な老後の指南本でもたありません。共感できるかは、あなた次第?定年まであと10年ちょい、その時にならないとわからないよね2015/04/06

kent1box

21
定年まであと1年を切って参考になるものはないかと手にした一冊。この本には筆者の経験を踏まえた内容が書かれているが、本屋でよく売られているハウツー本的なものではなかった。答えはないのであなたがしたいように生きればいいと書いている。読み始めた時は、自分のニーズに当てはまらない本だし随分文庫本の1ページに文字が詰まっていて目が疲れる本だと思った。しかし、読み進めると中々面白い。等身大の自分のリアルを受け入れて生きればいいんだと。人生のレールが消え義務や目標から解放された日々を楽しめば良いだけだったのだ。2021/04/03

かんちゃん

21
これまた先輩に「読め!」と言われて読んだ本。初めの数ページは面白そうに感じたが、あまりにグダグダと中身のない話が続いて、すっかり飽きてしまった。老後なんかどうにかなるよ、真面目に考えるこっちゃない。そう言いたいのだろうが、この本がまさにそれ。真面目に読むような本じゃない。もっともたった一行で済む話をよくぞ一冊にまで膨らませたと、その雑学ぶりは大したもんだと賞賛したい。これから読む方々は、年寄りの長い無駄話に付き合うつもりで読んでほしい。2018/09/04

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