日米衝突の萌芽―1898‐1918

個数:

日米衝突の萌芽―1898‐1918

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月03日 15時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 564p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794219862
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

アメリカの最新史料をもとに俯瞰し、やがて起きる日米開戦の真因に迫った斬新な歴史読み物! 大正期における日米関係を読みとく。

日露戦争に勝利し、世界第3位の海軍力をもつ日本は、第一次大戦にいたる米英独のせめぎ合いを左右するキャスティングボートを握った――日本近現代史??空白期?≠ニもいうべき大正期日本の??立ち位置?≠?、アメリカの最新史料をもとに俯瞰し、やがて起きる日米開戦の真因に迫った斬新な歴史読み物! 英米史料から明治期における日米関係を読み解き、高評価を得た『日米衝突の根源1858―1908』の続編。

・アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
・日本への怖れ
・ブラック計画、オレンジ計画、「帝国国防方針」
・迷走するドイツ外交
・チャイナハンズとタフト外交の失敗
・イギリスの二枚舌とアメリカの同調
・民主主義のための「軍国主義」

【著者紹介】
近現代史研究家。1954 年生まれ。東京大学経済学部卒業。著書に『日本開国』『日米衝突の根源 1858―1908』『TPP 知財戦争の始まり』、訳書に『日本1852』『日米開戦の人種的側面』がある。

内容説明

懸命な外交努力もむなしく、なぜ日本は米国の仮想敵国No.1とされたのか。米側最新資料をもとに第1次大戦期を俯瞰。太平洋戦争の原因をひとり日本に求める史観に根本的な見直しを迫る瞠目の「日米開戦前史」!好評『日米衝突の根源1858‐1908』の続編。

目次

序章 スペインのフィリピン占領
1章 アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
2章 日本への怖れ
3章 日本人蔑視と日本人移民の停止
4章 黄禍論、ドイツ外交、そして「偉大なる白い艦隊」
5章 ブラック計画、オレンジ計画、そして「帝国国防方針」
6章 迷走するドイツ外交
7章 アメリカの戦争準備 パナマ運河
8章 大戦前夜:ドイツ情報工作とタフト外交
9章 第一次世界大戦:アメリカの戦争準備と参戦、そしてドイツの対日外交の紆余曲折
終章 民主主義のための「軍国主義」

著者等紹介

渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日米近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。77年、東京大学経済学部卒業。日本開国以降の日米関係を新たな視点からとらえるべく、米英史料を広く渉猟(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

勝浩1958

13
J・ダワーの『容赦なき戦争』で語られていたように、アメリカは日本と戦争をするずっと前から日本人を含む有色人種を差別していたことを、この書を読んで再確認しました。作者自身”おわりに”でこのように要約しています。「アメリカ人の対日本観は、日本の対支那外交への不快感と、日本人移民への反感という二つのファクターに歪められました。この二大要因に、オレンジ計画を練っていた海軍の思惑、支那市場に対してオープンドア政策を主張してきた米産業界や金融界、あるいは支那で活躍していた日本嫌いの宣教師の感情が重なりました。2015/08/29

hdo obata

12
ずっしりと内容のある本だった。感じる事は多々あるが、すべて触れる訳にはいかないので、最も強く感じた事を述べたいと思う。それはアングロサクソン(英米)は、きれい事を言っているが、実際にやっていたことは、きわめて悪辣であったと言うことである。まず英国のレイプ・オブ・ベルギーキャンペーンである。中共の「南京大虐殺」キャンペーンの原型がここにあった。ドイツも開戦を避けたかった・・。英国も参戦を避けようと思ったらできたのだが、自らの意思で参戦、米国もそうである。2018/03/30

新父帰る

10
米外交史から見た、日米開戦までの軌跡。とは言っても、本書が取り上げている時代は、フィリピン領有から第一次大戦への参戦までである。その骨子は米国は如何にして「虚像の日本」を作り上げて来たかを再現しようとした意欲作。米国がフィリピンを領有したことから、米国の日本への懸念が始まった。セオドア・ルーズベルトの手腕は目を見張るものがあった。また、桂・タフト協定に隠させた秘密協定には驚愕した。更に、ドイツの日米離反工作にはうんざり。読後感を一言で言えば、外交力は国力、なかんずく軍事力であるということを改めて思った。2017/02/19

twinsun

7
第一次世界大戦時、太平洋国家ドイツの脅威からアメリカを守るため、ハワイ並びにスエズ東を日本が防衛したくだり、アメリカが20万人のフィリピン人を殺して手に入れたフィリピンを植民地支配するためにロシアとの緩衝となる日本による朝鮮支配をアメリカが望み、ウラジオストクを占領したチェコ軍保護と革命干渉にため英仏が日本にシベリア出兵を強く求めたこと、アメリカが全世界支配の仕事始めににドイツをつぶすために日本を味方に引きずり込み、しかる後に日本をつぶしにかかったこと、などが分かり易く解説されている。2013/08/17

peerin

3
サンソン年忘れ夫婦放談で山下達郎が挙げた2023年読んだ本。1898年米が比を領土化してから1918年独が降伏する迄。年号だけ覚えた10代の私にこの面白さを伝えたい。サラエボで墺皇位継承者が暗殺され何故独が白を通って仏を攻撃?青島やウラジオストクが戦場に何故なるの?武器購入の原資に米債権が充当。急成長する米。満州鉄道敷設を欧州列強がパナマ運河を仏のエッフェルさんが手掛ける時代。有色人種に白人を殺す権利はなく最前線で独と交えるのは白人という差別。日英同盟の為涙ぐましい活躍する日本海軍。2024/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6866943
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品