出版社内容情報
アメリカの最新史料をもとに俯瞰し、やがて起きる日米開戦の真因に迫った斬新な歴史読み物! 大正期における日米関係を読みとく。
日露戦争に勝利し、世界第3位の海軍力をもつ日本は、第一次大戦にいたる米英独のせめぎ合いを左右するキャスティングボートを握った――日本近現代史??空白期?≠ニもいうべき大正期日本の??立ち位置?≠?、アメリカの最新史料をもとに俯瞰し、やがて起きる日米開戦の真因に迫った斬新な歴史読み物! 英米史料から明治期における日米関係を読み解き、高評価を得た『日米衝突の根源1858―1908』の続編。
・アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
・日本への怖れ
・ブラック計画、オレンジ計画、「帝国国防方針」
・迷走するドイツ外交
・チャイナハンズとタフト外交の失敗
・イギリスの二枚舌とアメリカの同調
・民主主義のための「軍国主義」
【著者紹介】
近現代史研究家。1954 年生まれ。東京大学経済学部卒業。著書に『日本開国』『日米衝突の根源 1858―1908』『TPP 知財戦争の始まり』、訳書に『日本1852』『日米開戦の人種的側面』がある。
内容説明
懸命な外交努力もむなしく、なぜ日本は米国の仮想敵国No.1とされたのか。米側最新資料をもとに第1次大戦期を俯瞰。太平洋戦争の原因をひとり日本に求める史観に根本的な見直しを迫る瞠目の「日米開戦前史」!好評『日米衝突の根源1858‐1908』の続編。
目次
序章 スペインのフィリピン占領
1章 アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
2章 日本への怖れ
3章 日本人蔑視と日本人移民の停止
4章 黄禍論、ドイツ外交、そして「偉大なる白い艦隊」
5章 ブラック計画、オレンジ計画、そして「帝国国防方針」
6章 迷走するドイツ外交
7章 アメリカの戦争準備 パナマ運河
8章 大戦前夜:ドイツ情報工作とタフト外交
9章 第一次世界大戦:アメリカの戦争準備と参戦、そしてドイツの対日外交の紆余曲折
終章 民主主義のための「軍国主義」
著者等紹介
渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日米近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。77年、東京大学経済学部卒業。日本開国以降の日米関係を新たな視点からとらえるべく、米英史料を広く渉猟(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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