出版社内容情報
小さなボクシングジムでもがく無名の練習生たちと、情熱家の会長との熱き奮闘の日々。不器用な若者たちの意外な素顔が見えてくる。
小さなボクシングジムでもがく無名の練習生たちと、情熱家の会長との熱き奮闘の日々。不器用な若者たちの意外な素顔が、専属トレーナーの視点から描かれてゆく。
【著者紹介】
1961年、横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。ノンフィクション作家。著作に、『TOKYO外国人裁判』(平凡社)、『ゴングまであと30秒』(草思社/『平成兵法心持。』と改題して中公文庫)、『にせニッポン人探訪記』(草思社)、『素晴らしきラジオ体操』(小学館/小学館文庫)、『からくり民主主義』(草思社/新潮文庫)、『トラウマの国』(新潮社/『トラウマの国ニッポン』と改題して新潮文庫)、『センチメンタルダイエット』(アスペクト/『やせれば美人』と改題して新潮文庫)、『はい、泳げません』(新潮社/新潮文庫)、『趣味は何ですか?』(角川書店)。
内容説明
川崎のとある小さなボクシングジム。宮本武蔵に心酔する会長の夢は世界制覇である。だが、サボる・手を抜く・言い訳をする、の三拍子揃った練習生たちは雨が降れば休み、試合が決まれば雲隠れする。トレーナーである著者はタイソン流の練習法を試したり、他ジムとのスパーリングもさせるが成果は一向に上がらない。そのうちジム随一の4回戦ボーイが次の試合で負けたら出場停止というピンチに。会長とトレーナーは特訓に乗り出すが―。著者の実体験を綴った笑いと感動の川崎純情ジム物語。ノンフィクション作品です。
目次
第1話 口太郎
第2話 むちゃくちゃ
第3話 握りこぶし
第4話 かたぶつ
第5話 蚤
第6話 ドラゴン
第7話 神様の悪戯
第8話 努力に勝る天才なし
第9話 夢と希望とボクシング
第10話 南国風車打法
第11話 人生の帳尻
著者等紹介
高橋秀実[タカハシヒデミネ]
1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。ノンフィクション作家。新開ボクシングジムでトレーナーをつとめていた。著書『ご先祖様はどちら様』(新潮社)で第10回小林秀雄賞受賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』(新潮社)で第23回ミズノスポーツライター賞(優秀賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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