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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794219763
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ヒトラーの覚醒とナチスの勃興をモデルにした幻の小説、初の邦訳!独裁者誕生
に立ちあった医師の視点で鮮やかに描き出す。

第一次世界大戦後のヨーロッパに、すさまじい変動とはかりがたい苦しみをもたらした稀有な人間たち、その中には「あの男」もいた。
運命は私にその男の人生に一役買うことを命じたのだ。……まずは一九一八年十月末から十一月はじめのあの日までの私の人生を、手短かに述べることにしよう。(本書より)
第一次大戦に参戦し失明状態に陥っていた若者「A.H.」を治療し、その男の中に眠る全能感を呼び醒ました医師の独白――という形式で綴られた異色の小説。第二次世界大戦へとひた走る危機の時代を、独裁者誕生の瞬間に立ちあった医師の視点で鮮やかに描き出す。

【著者紹介】
両大戦間期にドイツで活躍したユダヤ系作家。カフカ、シュテファン・ツヴァイクとの交流でも知られる。1882 年、モラヴィアに生まれ、外科医として働いた後、ワイマール期のベルリンで執筆活動に入る。ナチス政権の成立後、パリに亡命。1940 年、ドイツ軍のパリ侵攻の日に自殺。作品に『ガレー船』『鎖につながれた獣たち』『神明裁判』などがある。

内容説明

第一次世界大戦に従軍し、毒ガス攻撃によって失明状態に陥っていた若者A・H。医者としてA・Hと対峙し、この男の中に眠る全能感を呼び醒ました「私」が半生を語る―というかたちで綴られた異色の小説。第二次世界大戦へとひた走る危機の時代を、独裁者誕生の瞬間に立ちあった医師の視点で鮮やかに描き出す。1938年に執筆された亡命作家の遺作。

著者等紹介

ヴァイス,エルンスト[ヴァイス,エルンスト] [Weiss,Ernst]
1882年モラヴィア生まれ。プラハおよびウィーンの大学で医学を学び外科医として勤務。1913年世界周遊の旅から帰国後、処女小説『ガレー船』を刊行。1914年第一次世界大戦が勃発すると、オーストリア・ハンガリー帝国の軍医として東部戦線に従軍。1921年プラハからベルリンに移り、1923年頃から作家活動に専念。1933年ヒトラー政権の成立にともないドイツを離れ、1934年からはパリで執筆活動を続ける。1940年6月ドイツ軍のパリ占領時に自殺

瀬野文教[セノフミノリ]
1955年東京生まれ。北海道大学独文科修士課程卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Junichi Wada

8
主人公がいかに精神科医となったか半生を思い出すところからはじまる。AH(アドルフヒットラー)が登場するまでは、ねむくなりそうな三流小説。その後は少し読みごたえが出る。第一次世界大戦に破れたドイツが、選挙によってナチスの台頭をを許したのか、(三流のためか)一般人が書いたような身近な文章のために一層感じることができた。 文章表現がおかしかったり、辻褄の合わないところがあったが、五週間で書き上げたために十分な推敲ができなかったようだ。訳者ももう少し小説らしい文章になおしてほしかったものだ。2015/10/25

ケニオミ

6
ヒトラーの台頭と時間を共有する作家が、彼の台頭を描写する小説を著したという話題性が前面に出ていますが、その部分が欠落しても十分魅力的な小説だったと思います。ヒトラーについての語られる部分は本書の後半のみであり、医者としてヒトラーと遭遇したことが、主人公およびその家族の後の生活を大いに影響を及ぼしたことは事実です。しかし、主に家族とのやりとりを扱う前半部分も十分に楽しむことができました。出版社は本を売って何ぼのものですが、そのために読者をミスリードしてはいけませんよね。(特に表紙とか・・・。)2013/06/28

蘭奢待

2
伍長時台のヒトラーを描いた作品。語りが上手いだけの冴えない伍長が、その語りで熱狂的な人気をはくし、総統に登りつめる。著者はナチスの台頭と並行して医者となった傍らで小説を書き、反ナチス運動により追われる身となり、フランスへ亡命するも、そのフランスへのナチス侵攻により絶望して自殺。そんな境遇の中で書かれた作品。混乱するが、私小説ではなく、友人の医師の体験をもとに書かれたものらしい。切羽詰まった状況で書かれたものらしく、ストーリーやディテイルに過不足がある。が、スピード感あり一気に読ませる。2018/06/10

K子

2
後書きで実際にあったことを小説にしていたと知り驚く。ヒトラーが精神異常者で第1次世界大戦後に精神科医から催眠療法を受けていたことは知らなかった。もし、催眠療法を受けずに治療しなかったのであれば…。そんな事を考えずにはいられない。結局ヒトラーを診療した医師も殺されたらしい。おかしい両親を持ちながら、苦労して優秀な医師になり父親の尻拭いをして真っ当に誠実に生きる主人公なのに報われない。時代のせいというのも充分にあるかと思うけど。でも、淡々と書かれているせいか悲劇的に暗い印象は受けなかった。2018/04/15

Sosseki

2
A.H(アドルフ・ヒトラー)が第一次世界大戦時に失った視力の治療をした実在したらしい医師を主人公にした小説。この医師が治療をしなければ、戦争は避けられなかったにせよ、あそこまでの残虐行為は起こらなかったかもしれない訳だ。「ふだん目にする普通の人間」たちが扇動されていく様子が不気味だ。主人公の人生の記述には無駄が多いと思う。2013/07/29

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