出版社内容情報
心臓病の専門医として多くの患者を救ってきた著者(50代前半)に、ある日突然、食道がんで余命1年という宣告が下る。現実を受けいれられず苦しんだのち、著者は一つの答えに出合う。誰にだって明日の命の保障はない。そして誰もがいつか死ぬ。だから悔いが残らないよう「いま」を精一杯生きればいいのだ、と――。
死の恐怖を前に葛藤した日々を率直につづったジーンとくる手記。
・三十年間の夢――妻との幸せな時間を思い返す
・死の影――「死ぬのにいい日」を探して
・苦悩はオプション――口を閉じてただ静かに座る
・重病人ほど健康的――勝てないものとは闘わない
・まだ行ったことのない場所――最良の自分と最悪の自分を知る
・ズズの花びら――感謝する心をつくる
・「箱」から出る日――その日がよい日になるように
【著者紹介】
1957年生まれ。内科医で心臓病予防を専門とし、統合医療分野で国際的に活躍。カリフォルニア州にあるディーン・オーニッシュ予防医学研究所の医学部長を10年間務めたほか、アメリカ・ホリスティック統合的医療委員会会長、アメリカ内科医健康協会の会長なども務めた。2011年9月に死去
内容説明
心臓病の専門医として多くの患者を救ってきた著者(50代前半)に、ある日突然、食道がんで余命1年という宣告が下る。現実を受けいれられず苦しむ著者だったが、やがて、人生というサンドイッチを、ひと噛みずつ最後まで味わい尽くすのだと決意する。だれにだって明日の命の保障はない。そしてだれもがいつか死ぬ。だから、いつ死んでも悔いがないよう今、この瞬間を精一杯生きよう、と―。死の恐怖を克服するまでの“心の旅路”を率直につづったメモワール。
目次
生きたい
運命のBLTサンド―がんが見つかった
三十年間の夢―妻と私の幸せな時間を思い出す
死の影―「死ぬのにいい日」を探して
瞑想するドクター―なぜこんなに惨めなのだろう
探せば見つかる―自分にできること、できないこと
苦悩はオプション―口を閉じて静かに座る
ビジョンの体験―過去生の記憶をひもとく
自分がつくる世界―だから人生は冒険なのだ
マインド・ゲーム―息子との旅〔ほか〕
著者等紹介
リプセンタール,リー[リプセンタール,リー] [Lipsenthal,Lee]
1957年生まれ。内科医で心臓病予防を専門とし、統合医療分野で国際的に活躍。カリフォルニア州にあるディーン・オーニッシュ予防医学研究所の医学部長を10年間務めたほか、アメリカ・ホリスティック統合的医療委員会会長、アメリカ内科医健康協会の会長なども務めた。2011年9月に死去
小西敦子[コニシアツコ]
東京女子大学哲学科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。