新潟明訓野球の秘密―高校野球監督29年で教えられたこと

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794219565
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

在任中に8度の甲子園出場を果たし、万年負け組の新潟野球を強くした新潟明訓高校野球部前監督(在任29年、今年大学野球部監督へ転身)の僕が生徒たちに教えたこと・教えられたこと。雪国で環境の悪い進学校の野球部を任されて、どうやって彼らを鍛えたか。生徒たちとの感動の秘話・エピソードがいっぱいの野球青春読み物。

●甲子園とは目標であって目的ではない。
●野球エリートたちの戦いとは別のところにある、「勝つ」だけではない野球。
●小林幹英(新潟明訓卒、広島カープ)の壮行会での、生徒に教えられた感動のスピーチ。
●甲子園での「洗濯隊」の奮闘に救われる。
●高校野球とは「不平等の」戦いである。
●少年院の教官だった父から受け継いだ教え。
●勝てる組織のつくり方。
●強くなる選手をどう見抜くか。
…などなど。

【著者紹介】
1956年、新潟県生まれ。県立長岡高校、日大卒業。新潟明訓高校野球部監督として29年間務める。8回甲子園進出。来春創部される新潟医療福祉大学野球部監督となるため退任。

内容説明

高校野球が先生だった―体罰やスパルタ式とは正反対の高校野球を雪国・新潟で開花させ根付かせた名将が“笑顔の野球”にたどり着くまでの軌跡を初めて自ら語る。

目次

序章 高校野球が先生だった
第1章 甲子園は「呼んでもらえる」場所
第2章 ドカベンの“明訓”が本当にあった
第3章 何と不条理な高校野球
第4章 歓喜のあとの屈辱
第5章 環境に負けない
第6章 打撃の土台はインパクトだ
第7章 「笑顔でのびのび」ができた
第8章 勝利を支える信頼
第9章 笑顔と信頼がつながった
終章 自分の育ってきた場所を背骨にする

著者等紹介

佐藤和也[サトウカズヤ]
1956年(昭和31年)8月、新潟県長岡市生まれ。県立長岡高では野球部の主将、捕手。74年春季県大会優勝。日本体育大に進み、捕手。大学3年のとき、母校・長岡高の臨時コーチを務め、56年ぶりの甲子園出場に貢献。1984年、新潟明訓高校の保健体育科教員になり、野球部監督に就任。1991年夏の初出場以来、甲子園に春1回、夏7回、計8回出場。2010年には準々決勝進出。甲子園通算、7勝8敗。国体には3回出場、通算2勝2敗。29年間の公式戦通算、430試合331勝99敗。2013年4月より、新たに創部される新潟医療福祉大学硬式野球部の監督に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4545

2
良い本だった。序章を読んでうるっときた。単なる体育の先生だったんだけどな。高校野球に、生徒に、監督仲間に、新潟に、、、さまざまな学びをつんで、叱っめ面ではなく笑顔で強くしていく。さまざまなハンデを乗り越えてきた29年。甲子園は目標だが目的ではない。千の準備に一の勝負。2015/12/13

santiago

1
高校野球で「勝ちにこだわる」ことの本当の意味。「大声で元気よく」や「綺麗なフォーム」への疑問。読み終えてみて、特にこれらのことがストンと胸に落ちた。訥々とした文章にも佐藤監督の人柄が現れているような気がして、こんな監督に野球を教わってみたいと思った。2018/10/31

zzfog

1
次の就任先である、新潟医療福祉大学でも着々と結果を出しつつある。県内の才能ある球児たちの受け皿としても機能しているのは、技術的な面ばかりでなく、人柄もあるんだろう。本書を読んでそう思う。2016/09/10

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