草思社文庫<br> わが魂を聖地に埋めよ〈上〉

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草思社文庫
わが魂を聖地に埋めよ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794219510
  • NDC分類 253.065
  • Cコード C0198

出版社内容情報

フロンティア神話の陰に葬られたアメリカ・インディアンの痛哭の歴史を、彼ら自身の声を通して再現する。それまでの合衆国史に全面的な書き換えを迫った名著。

【著者紹介】
アメリカ西部を主なフィールドにするアメリカの歴史家。

内容説明

これは北米先住民の側から書かれた19世紀後半のアメリカ西部史である。フロンティア開拓の美名のもとで繰り広げられたのは、シャイアン、アパッチ、スー、コマンチ、ナヴァホ等の各部族の殱滅だった。白人入植者を友好的に受け入れた彼らは条約という名の謀略で土地を奪われ、虐殺されていった。本書は長くアメリカ史の裏面に追いやられていた真実の歴史を、条約会議の速記録に残された肉声から描きあげた衝撃的なノンフィクションである。

目次

第1章 「彼らの態度は礼儀正しく、非のうちどころがない」
第2章 ナヴァホ族の長い歩み
第3章 リトル・クローの戦い
第4章 シャイアン族に戦雲せまる
第5章 パウダー・リヴァー侵攻
第6章 レッド・クラウドの戦い
第7章 「良いインディアンは死んでいるインディアンだけだ」
第8章 ドネホガワの栄光と没落
第9章 コチーズとアパッチ族のゲリラ戦士

著者等紹介

ブラウン,ディー[ブラウン,ディー][Brown,Dee]
1908年ルイジアナ州生まれ、アーカンソー州で2002年没。作家、歴史家。ジョージ・ワシントン大学、イリノイ大学で図書館学を学び、イリノイ大学教授に

鈴木主税[スズキチカラ]
1934年東京生まれ。2009年没。翻訳家。ウイリアム・マンチェスター『栄光と夢』(草思社)で翻訳出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

26
読むのが辛い。白人のあまりの蛮行と横暴。騙し討ちし、頭皮を剥ぎ、首を切り落とし、頭は茹でて頭蓋骨を記念品にと売り払う。女子供は殺すか奴隷に。土地と欲(金)に目が眩んだ白人らの国。今もその貪欲さと非情さは変わらない。2018/10/07

加納恭史

13
日本の江戸時代は藩内の政争もあったが、アメリカ・インディアンの悲痛な迫害の歴史は凄まじい。ベトナム戦争当時にディー・ブラウンにより発刊された。アメリカの正義とは何だったのか。インディアンとアメリカ政府の条約の改正は何度も行われ、そのつどインディアンは居留地に追われた。故郷の土地を追われた。作物も野牛も牧草地も。生存が危うくなると各部族は政府の軍隊や砦を襲撃した。ナヴァホ族、スー族、シァイアン族などの反乱と継戦能力は低く、またたく間の降伏である。南北戦争の時代であり、金鉱や道路整備で白人の大量流入の時代。2024/07/09

H2A

12
まだ上巻だが、読むのが辛い内容。先住民を白人目線から勝手に勝手にインディアンと呼び、未開故に人とみなさず一方的に(時に一時的な譲歩はあっても)、奪い騙し虐げた挙げ句無慈悲に殺した『インディアン戦争』の実態。規模は違うにせよ、サントクリークの虐殺等数え切れない悪行はアメリカの暗黒面。見境ない膨張欲を正当化にこじつけた「マニフェストデスティニー」という概念は今でも少し上品になっただけで、同様の姿勢で世界を見ているのではないか。下巻はやはり読むしかない。2025/02/10

newborn

7
合衆国が先住民を保留地へ追いやる過程を先住民側の証言を基につくられた作品。先住民問題を担当するインディアン総務局とリンカーンは穏健派だが、現地の司令官が空白地を求めて村を焼き討ちして先住民を追い払ったりする。土地の利益を求める多数派の手綱を本気で握ろうとしない政府の姿勢が見え隠れするから本当の所彼らは共犯である。しかし、山岳と肥沃な平野の先住民が対立していたように、一方が豊かな土地を求めて一方を排斥するという構図自体は先住民も持っていたりするから、排斥の罪はアメリカだけに帰せるべきではないように思う。2014/03/28

LOHASPO

3
ネイティブ・アメリカンの視点でまとめたアメリカ開拓史な訳で、非常に丁寧に書かれているという事は、例えば歴史を紡いだ当事者たちの名前標記ひとつをとっても-トンカハスカ(トールブル=背の高い雄牛)-などと至れり尽くせりで、行間にまで行き渡っているように思う。実際にページをめくるのが楽しくなる新鮮な発見に満ちている良書やと思う。ただし、読み手のこちらがアメリカの一般的な歴史に関する知識に乏しいため、この視点から入るのをどうなのか?と迷うような感があったりして...。面白いだけに、下巻に行く前に、アメリカ史のオー2013/03/02

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