出版社内容情報
「俳諧は三尺の童にさせよ」(松尾芭蕉「三冊子」)「深は新なり」(高浜虚子「俳句への道」)「俳句は白黒テレビ」(飯田龍太「龍太俳句作法」)など、古今の俳句入門書100冊から、導き出した俳句作りの名言・ヒントを例句を添えて解説。「なるほど」とうなづける達人たちの言葉で、たちまち俳句がうまくなること必定。
●深は新なり(高浜虚子「俳句への道」)――身近なものを深く観察する。
あめんぼのなにもしてない後ろ足(中原幸子
●俳句と追体験(今瀬剛一「俳句・流行から不易へ」――個人の体験に寄りかからない
糞ころがしと生まれ糞押すほかはなし(加藤楸邨)
●小さく詠んで大きく響かせる(橋本鶏二「写生片言」)
パレットに緑の風の吹かれおり(黛まどか)
●ほんのちょっとズラす(辻桃子「あなたの俳句はなぜ佳作りなのか」)
木枯らしは老猫の眼の中に吹く(岸田今日子
●俳諧は三尺の童にさせよ(芭蕉)
にょっぽりと秋の空なる富士の山(上島鬼貫)
など。
【著者紹介】
昭和23年京都生まれ。大阪大学工学部卒業。汽船会社設計部を経て、昭和48年広告制作会社へコピーライターとして入社。奈良市在住。平成10年、銀化(中原道夫主宰)に入会。現在、銀化同人。里同人。俳人協会会員。既刊『俳句がうまくなる100の発想法』『俳句がどんどん湧いてくる100の発想法』などは従来にない斬新な方法論の入門書として好評を博している。
内容説明
俳句入門書100冊から導き出した俳句上達のための100の名言・ヒント。「なるほど」とうなずける達人たちの言葉で、たちまち俳句がうまくなる。
目次
第1章 基本を習得する(深は新なり(高浜虚子)
私意をはなれよ(原裕) ほか)
第2章 表現力を磨く(俳句は白黒テレビ(飯田龍太)
アンバランスのバランス(中島斌雄) ほか)
第3章 トレーニング法(眼前直覚(上田五千石)
カメラを捨てよ(江國滋) ほか)
第4章 マンネリを脱出する(具体的体験の抽象化(寺山修司)
思い出の糸をたぐる(安住敦) ほか)
著者等紹介
ひらのこぼ[ヒラノコボ]
昭和23年京都生まれ。大阪大学工学部卒業。汽船会社設計部を経て、昭和48年、広告制作会社へコピーライターとして入社。平成10年、銀化(中原道夫主宰)に入会、現在銀化同人。里同人。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。