もう一つの地球が見つかる日―系外惑星探査の最前線

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794219213
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0044

出版社内容情報

探査の歴史から技術的背景、惑星誕生の最新科学、将来への展望まで、発見に次ぐ発見で熱気に溢れる研究の現場を当事者が報告する。

生命は地球にしか存在しないのか? 地球のような惑星は他にはないのか?
人類はじまって以来の疑問に、今、答えが出ようとしている! 探査の歴史
から技術的背景、惑星誕生の最新科学、将来への展望まで、発見に次ぐ発見
で熱気に溢れる研究の現場から現役研究者が送る科学ノンフィクション。

・数十光年以上の遠方の惑星をどうやって検知するのか?
・発見した惑星の大気組成や、天候の変化までわかる!
・「一年」が数十日しかない変な惑星
・惑星に生命がいるかどうかを知る方法とは?

【著者紹介】
トロント大学教授。惑星の多様性と起源を専門領域とする研究者。すばる望遠鏡などを使って観測天文学による研究を行っている。また、雑誌・テレビなど一般向けのメディアに、系外惑星探査に関する解説を寄稿したり出演したりすることも多い。

内容説明

太陽系以外の惑星、つまり地球から遠く離れた恒星を回る惑星を「系外惑星」という。この系外惑星の探査は現在、科学界でも最も熱い領域となっている。1990年代以降、数々のブレイクスルーにより、遠い星を周回する惑星が数百個発見され、さらにはその惑星の大きさや軌道、組成までもが次々と明らかになっているのだ。地球外生命の証拠をとらえる日もそう遠くないだろう…。生命は地球にしか存在しないのか、地球のような惑星は他にはないのかという、人類はじまって以来の疑問に、今、答えが出ようとしている。系外惑星探査の歴史から技術的背景、将来への展望、発見に次ぐ発見で熱気溢れる研究現場の興奮までを、第一級の研究者が描く科学ノンフィクション。

目次

第1章 数千年の問いに答えが出る瞬間
第2章 太陽と惑星はどのように生まれたか
第3章 系外惑星探査、苦難の時代
第4章 定説をくつがえすホット・ジュピターの発見
第5章 マイクロレンズ法とトランジット法による大進歩
第6章 恒星とも惑星とも言い難い天体の発見
第7章 はるか彼方の惑星の姿を画像に捉える
第8章 「もう一つの地球」発見競争の始まり
第9章 地球外生命を見つけるにはどうすればいいか

著者等紹介

ジャヤワルダナ,レイ[ジャヤワルダナ,レイ][Jayawardhana,Ray]
トロント大学教授。エール大学とハーバード大学を卒業。惑星の多様性と起源を専門領域とし、世界の系外惑星探査をリードする研究者の一人。すばる望遠鏡などを使って観測天文学による研究を行っている。世界で初めて、系外惑星の直接撮影に成功した研究チームのリーダー。雑誌・テレビなど一般向けのメディアへ、系外惑星探査に関する解説を寄稿したり出演したりすることも多い

阪本芳久[サカモトヨシヒサ]
1950年神奈川県生まれ。翻訳家。慶應義塾大学工学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価
 

宙の旅人本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

13
地球と似たような環境の星,というのならばある程度の数は見つかるだろう.他の太陽系を見に行かずとも,そもそも金星も地球とは充分似通っている.しかし,金星の温度は到底生物が繁栄できるものではない.少しの違いであっても,生物が生息できなくなることは多々ある.だからこそ,地球以外に生物が繁栄するような星を見つけることは難しいが,宇宙の規模を考えれば夢物語というわけでもない.2013/02/26

勝浩1958

4
専門的なことは解らなくても、天体観測の分野は日々発展進歩している様子が解った。このような本を読んでいると、単純にわくわくしてきて、自分もまた望遠鏡で夜空を見上げたことを思い出す。もちろん、ちっぽけな望遠鏡に過ぎないのだが、実際に自分で見た月面や木星の姿にいたく感動したものだ。10年以上前に家族全員で眺めた、獅子座流星群のその流星の数と大きさと明るさはほんとうに素晴らしかったです。私の生存中には二度とこのような天体ショーを見ることができないことは、天文学的にわかっています。それが、悲しい。2012/11/14

you123

3
地球と似たような環境の星がついに発見されたそうです。 実際住めるようになるまで【600光年あるので、光の速さの宇宙船で近づいても600年間掛かります】。 仮に、到着しても、重力が2倍〜3倍あるので、重力に適応するのに、時間と歳月がかかると思います。 しかし、未来の人類には【種の存続・生命増殖活動】には欠かせない存在になるかも知れませんね。 地球以外で水があるのは、現状火星までは判明していましたが、まさか太陽系外にもあるとは驚きの事実ですね。2013/11/11

lico

2
今日のような系外惑星発見の黄金期に至るまでの科学者たちの挫折と試行錯誤の軌跡を見ることができる。 絶えず発見と新説が現れては否定され人々の疑義が深まるなか、それでもなお科学の進歩と人類の可能性を確信し研究を続けた人々がいるからこそ今の発展があることを考えるにつけ、先人たちの努力に感じ入ることができます。 本書を通じて私たちは「失敗する余地があるものは必ず失敗する」という、マーフィーの法則とは真逆の法則を見いだすことができるでしょう。つまり、「成功する余地があるものは必ず成功する」という法則を。2013/12/06

trash

2
グリーゼ581gのような系外惑星が実際に発見されたのは割と最近で、そういった発見ラッシュに至るまでの科学者たちの試行錯誤の連続とか読んでいるといろいろと凄いと思ってくる。近いうちに系外惑星の詳細とか地球外生命体の痕跡とか見つかるのかもと思えてくる本。2013/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5227596
  • ご注意事項

最近チェックした商品