中国はいかに国境を書き換えてきたか―地図が語る領土拡張の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794218223
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0031

出版社内容情報

中国が主張する国境線を根底から覆す、全日本人必読の書

「顔」を変え、「形」を変え、生き延びてきた中国。
中国とはつねに膨張するものであり、
日本人はその本質を理解しなければならない。
中国研究の第一人者が、四十有余年にわたる実証的研究を基に、中国の本質を描き出す。
威嚇と恫喝を繰り返す中国に対処するための、理論武装のバイブル。
●中国四千年の膨張と縮小が一目でわかる本邦初公開の歴史地図や2001年に発表された最新の中国軍の戦略図など、中国のこれからを予測する上で大変役に立つ地図が満載。


著者紹介
平松茂雄[ヒラマツシゲオ]
1936年、静岡県生まれ。慶應義塾大学大学院政治学専攻博士課程修了。専門は現代中国(軍事・外交)。法学博士。防衛庁防衛研究所研究室長を経て、1987年より杏林大学総合政策学部教授。2005年、退職。著書に『中国の軍事力』(文春新書)、『中国の安全保障戦略』(勁草書房)、『中国は日本を併合する』(講談社インターナショナル)などがある。

<目次・仮>
         はじめに

第一章 史上最大の版図を築く現代中国
  1、中国は多様なる一つの世界
         中国は国家の集合体
         国の在り方は地理的要素で規定される
     「地大物博」の国 
         中国の半分は人が住めない過酷な地
         漢民族王朝が支配した土地は狭い
2、極めて異質な中国の国防意識
         侵入者を「距離」のなかに埋没させる“自然の障壁”
         中華世界の求心力と遠心力
         中華帝国と失地回復主義
         時事状況によって変化する中国の領土観
         ソ連が激怒した中国の教科書に載せられた地図 
     3、民族問題という「内からの敵」
         中国は多民族国家
         民族分断を目的とした意図的な省割
         中共政府を脅かす複数の国境に跨る少数民族
         民族問題と資源問題が交錯する辺疆地域


第二章 膨張と縮小を繰り返す中国の国境線
     1、「中原の地」と「化外の地」
2、満州
        満州の地理概要
        重工業施設は満州にしかなかった
        列強「侵略」の教訓
        二回にわたる大きな区画
     3、蒙古
        内蒙古の地理概要
        モンゴル(外蒙古)は中国領土
        露骨な行政区画
     4、新疆
        新疆の地理概要
        新疆の地理的重要性
        地下資源を狙ったソ連との相克
        国共内戦と新疆
     5、チベット
        世界に類を見ない過酷な自然条件
        「チベット解放」という名目の「チベット侵攻」
        南西アジアを睨む拠点
     6、併合したくてもできなかった地域
     
第三章 現代中国の礎はいかに築かれたか
     1、二度と侵略されない国へ
        中国の脅威
        主敵によって変わる「三線」建設とは
        米国による中国の封じ込め
その後の発展の基盤となる鉄道建設
     2、地理的要素を配慮した中国の国防態勢
        敵を国土に引き入れて「包囲殲滅する」戦法
愚策と笑われた大躍進と人民公社の国防上の役割
抑止力としての「人民戦争」
3、米ソの間隙をつく第三国への進出
        最初は利害が一致していた中国とインド
        国境紛争からインドとの関係が急速に悪化
        あからさまなインド包囲網の形成とパキスタンへの急接近
     4、米ソの脅威に直面した中国の選択
       「敵の敵は味方」――「主敵」転換の契機
        利害が一致した米中の急接近
        毛沢東「深く防空壕を掘り、食糧を蓄え、覇権を称えず」」
     5、毛沢東の異常なまでの防衛観
        戦略部門への配慮を欠いた「劉少奇路線」
       「大三線」と「小三線」の建設
        毛沢東は何を考えていたのか
        核兵器開発施設に囲まれた成都
             

第四章 アジアの大国から世界帝国への豹変
      1、「国際政治経済新秩序」と「中華世界」の再興
         戦略核ミサイル戦力の構築と通常戦力の現代化
        「天軍(宇宙軍)」の時代へ
大規模な兵員削減と軍隊の全面的な改革
大軍区から戦区へ、地域防衛軍から統合軍へ
機械化軍隊からハイテク軍隊への転換
主席が誰であろうと盤石な中国軍   
「大軍区」から「戦略区」への全面的な再編成 
小軍事委員会の設置と職務権限
「北の脅威」を抑制する上海協力機構
      2、南シナ海は核心的戦略区
         南シナ海の概要
一九七〇年代に西沙諸島進出
一九八〇年代に南沙諸島進出
一九九〇年代にフィリピン海域進出
中国の最南端は曽母暗沙
海南島の戦略的重要性と原子力潜水艦基地
中国の支配下に入る東南アジア・南シナ海
      3、西アジア、インド洋から中東、さらにアフリカへ進出
         兵器移転を通して浸透  
         ミャンマーの果たす役割
         中印紛争でパキスタンに接近
         中国最大の兵器供与国
南西アジアへの道

         エジプトからイラン、イラクへの兵器の移転
         早く、かつ急速だったアフリカへの進出
         重要な一九六〇年の「アフリカの年」
中国のアフリカ支援を考える
兵器を売って大量の石油を買う中国
「国防発展戦略」と「戦略的辺疆」


第五章 これから中国はどこまで膨張するのか
      4、東シナ海
         東シナ海と尖閣諸島
         尖閣諸島は明治初頭以来日本の領土である
         石油資源に触発された中国
         日本と中国で異なる東シナ海大陸棚の解釈
         進展する「春暁」ガス田の開発
         西太平洋に通じる重要な戦略ルート
      5、西太平洋
         西太平洋とは
         中国が西太平洋で海洋調査
         調査目的は潜水艦の展開
         海洋調査活動から軍事訓練・演習へ
         日本最南端の領土・沖ノ鳥島
         沖ノ鳥島の保全工事を中国は評価していた
         沖ノ鳥島の地理的戦略的重要性
         「公海だから仕方ない」では国は守れない  

おわりに 

内容説明

古来中国に国境という概念はない。時代によって「顔」を変え、「形」を変えて生き延びてきた中国。威嚇と恫喝の裏に隠された中国最大の弱点を浮き彫りにする渾身の労作。中国のこれからを予測する上で大変役に立つ一冊。

目次

第1章 史上最大の版図に膨張する現代中国(中国は多様なる一つの世界;極めて異質な国防意識;民族問題という内なる火種)
第2章 中国はいかに領土を拡張してきたか(「中原の地」と「化外の地」;満洲;蒙古;新疆;チベット;併合できなかった地域)
第3章 知らぬ間に築かれた軍事大国の礎(二度と侵略されない国へ;地理的要素に配慮した中国の国防体制;米ソの間隙をつく第三国へのたくみな進出;敵と味方は利害で変わる;毛沢東の異常なまでの防衛観)
第4章 アジアの大国から世界帝国への豹変(「現代版中華世界」の再興;南シナ海は核心的戦略区;西アジア、インド洋から中東、さらにアフリカへ進出)
第5章 中国はどこまで膨張するのか(東シナ海をわが物顔で徘徊する中国海軍;海の辺疆、西太平洋)

著者等紹介

平松茂雄[ヒラマツシゲオ]
1936年、静岡県生まれ。慶應義塾大学大学院政治学専攻博士課程修了。専門は現代中国(軍事・外交)。法学博士。防衛庁防衛研究所研究室長を経て、1987年より杏林大学総合政策学部教授を務める。2005年、退職。中国の政治・軍事戦略研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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shilo

2
相変わらずの良書。政治、安保、社会などで中国を捉えるなら平松先生は本当にいい本を書いてくださる。内容だけでなく、文章は簡潔平坦で数ページ程度ならほとんどの人は何を書いてあるか把握できるはず。それが積み重なって貴重な知見や情報となる、といったとても良い本作りをされている。ちなみに地図を用意すると尚良し。2012/08/09

可兒

1
いつもの中国をわかりやすく書いてくれていて知ったか人間には非常に助かる2015/11/25

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