内容説明
20、30代の頃、職もなく恋人もなく、人生の不運を嘆き、不遇と絶望の中にいた著者はいかにして、そこから脱出することができたか。著者がその頃、自身に問いかけていた50の言葉を列挙し、こう考えていけば、前向きに生きることができ、成功がつかめると説く体験的絶望からの脱出マニュアル。
目次
第1章 絶望について
第2章 生き方について
第3章 自分について
第4章 他者との関係について
第5章 仕事・成功について
第6章 愛について
第7章 芸術について
著者等紹介
樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。立教大学大学院博士課程修了。現在、多摩大学教授。通信添削指導の小論文塾「白藍塾」主宰。小論文指導の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sigh
2
小論文指導の第一人者にして、ミリオンセラー量産の著者。だから「絶望」という言葉のイメージからは遠かったんだけど…詠んで納得。私が好きな言葉は、「自分は出来上がったものではない。自分で作るものだ。」と「すべての道がローマに通じるなら、ドン・キホーテよ、デタラメに行け。」の二つ。確かに、行動しないと始まらないよね。2012/12/24
苦虫
1
【引用済み】ベストセラーも出した小論文の先生。ちょっとニーチェ風(未読)セルフ名言集。いかに辛苦を舐め切った後に這い上がるか?奮い立たせるか?という。多分、これを多くの人に読んでもらいたい、というよりも本人の中では弔合戦のような、昇華の役割なんだろうなぁと。ちゃんと成仏したらいいね、という話。でも、どれだけ辛い目にあったかわからない(語らない)から、共感はあまりできないかも。この人のキャラクターあってこそ染みる言葉の数々…ホリエモンが書いていたら特に何も思わないかも。ポルノ写真でも元気になれたらしい!2015/04/30
tora
1
自分を再起させるための本。著者の言葉は、極論な部分も多く感じるが、共感できるものもある。著者の人柄を感じれるような言葉たち…。2010/11/03
homkithi
1
「私がいかに苦しんでいるか、ほかの誰も気づかない。ということは、ほかの人もみんな私と同じように、あるいはそれ以上に苦しみながら、それを表に出さずに生きているということではないか」笑顔を絶やさない身近な人の胸中に疾風怒濤の絶望があるかも知れない。それに気づかない方が、己の絶望云々よりよほど恐ろしい。2009/07/09
serene
0
「〜の50の言葉」という、一見ありがちなタイトルに反し、珠玉の言葉のオンパレードでした。電車の中で読んでうるっと来て慌てたくらいです。建前とホンネのダブルスタンダードに振り回された自分には本当に必要な本でした。どれも素敵な言葉ですが、特に「すべての道がローマに通じるなら、ドン・キホーテよ、デタラメに行け。」というのが大好きです。2009/09/26
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- 和書
- あるべき場所 新潮文庫