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うちの親には困ったものだ―老いた親とうまくつきあう方法

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794216397
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0011

内容説明

マメに電話をかけないとパニックになる親、旅行に出ようとするたびに病気になる親、態度がころころ変わる親、何でも思い通りにしたがる親…「困った親」が年老いて、成人した子どもが面倒をみるとき、何がおこるか―?「困った親」を7つに分類し、親に振りまわされずに上手につきあうコツを教えます。

目次

1章 「どこにいたの?」―子どもにしがみつく親
2章 「娘たちはだめ、でも息子は違うわ」―白か黒かで判断する親
3章 「なんて嫌な人たちだろうね」―人をうんざりさせる親
4章 「母は太陽、みんなは周りをまわる惑星」―自己中心的な親
5章 「あした朝九時に電話をちょうだい」―支配したがる親
6章 「食べたいだけ食べるし、医者にはかからないよ」―自己虐待と抑うつに苦しむ親
7章 「次々と病院めぐりをしています」―怖がりの親
8章 喪失、悲嘆、喪の心理プロセス
9章 困った親にならないために

著者等紹介

ケイン,バーバラ[ケイン,バーバラ][Kane,Barbara]
メリーランド州「エイジングネットワークサービシズ・オブ・ベセスダ」代表。臨床ソーシャルワーカー、臨床心理士、ケアマネジャー。1973年、ボストン大学でソーシャルワーク修士号を取得。1979年、ピッツバーグ大学で公衆衛生修士号を取得。高齢者とその家族の問題を専門に、30年以上に及ぶソーシャルワークの経験をもつ。遠く離れて暮らす家族の問題に取り組む同業者たちの全米ネットワークを創設

レボウ,グレース[レボウ,グレース][Lebow,Grace]
メリーランド州「エイジングネットワークサービシズ・オブ・ベセスダ」共同創立者。現顧問。臨床ソーシャルワーカー。1972年、ボストンのシモンズ大学でソーシャルワーク修士号を取得

江口泰子[エグチタイコ]
福井県生まれ。法政大学法学部卒業。編集事務所、広告企画会社をへて翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

noémi

9
年をとればどんな親も多少困った状態になるが、ここに挙げられている親たちはちょっとやそっとでない。こんな親を持つ人はぜひとも専門家を訪ね、セラピストと共に、何度もロールプレイングをして親の心理を理解しつつ、説得するコミュニケーションスキルを獲得する必要がある。しかし、そうやって親を飼い馴らすことができても、心は大きな痛みと喪失感が伴う。なぜなら、親がいつか自分に受容と愛情を示すだろうという望みを完全に放棄しなければならないからだ。だが、自分自身が人生の主導権を握り、子への負のスパイラルの伝搬は阻止できる。2013/01/23

ヨハネス

5
親の要求に無理して応えていても親は永遠に満足しないし子供も疲れ果ててしまう例がたくさんで、身につまされました。あたしも友人から、譲歩しすぎと言われたばかり。「ノー」と言うことに罪悪感を覚えることを、何とかしないといけない、そのためには子供が自分で主導権を握り、無理なくできることを自分で決めること。他人事としてこの本を読む限りは、「こんな無理を言う親はほっとけ」と客観視できるんですがね。親の幼少期の経験が、老年になってからの性格に強く影響するので、それを理解すると親の態度も受け止めやすいということは納得です2014/08/05

ふみふむ

5
アメリカの臨床ソーシャルワーカーの著作だけあって具体的事例と分析、対応が示されている。学ぶべき点は多々あったがカウンセラー等のフォローがないと現実への対応は難しいだろう。「自分が困った親にならない」ための心の準備にはなった。2012/05/27

4
高齢者とその家族問題を専門にしたカウンセラーの1冊。加齢にともない心の奥底の感情が悪化してくるらしい。挑発にのらずに会話する方法などなど。勉強になる。とても良い。また自分も、そういう老人にならないためのメッセージでしめくくられている。海外ってこういうのが進んでいるのですね。2014/10/03

てろるまん

3
「毒になる親」を読んでしばらく経ってから読むといろいろと腑に落ちるかもしれません。  困った親に対する対応法が具体的に書かれているという点でとても実用的な本だと思います。ただし、本書にも書かれているように有能なカウンセラーがそばにいてくれないと難しいかも。非常に有益な本でした。また読み直したい。2011/06/14

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