内容説明
子どものときから義侠心に富んだおてんばで、女将になっても引退しても気性は変わらずそのまんま。祇園のお茶屋「新近江」先代女将・お智恵はんは、京都に稀な五月の鯉の吹流し口は悪いが胸に一物もない痛快無比のぶっちゃけ噺、はじまり、はじまりーッ。
目次
1 祇園のお茶屋、近江駒と新近江
2 弥栄小学校から京都高等女学校へ
3 戦時下の智恵子の青春
4 結婚、そして女将修行
5 再開「新近江」ぶっちゃけ噺
6 二人の子供と夫のこと
7 梅田さんとお千代さんの死
8 八十路の日日是好日
著者等紹介
小川智恵子[オガワチエコ]
大正13年、京都生まれ。二歳半のとき、祇園のお茶屋「新近江」の三代目女将・小川千代の養女となる。京都高等女学校卒。昭和27年、戦争で休業していた新近江を再開して四代目女将となる
鈴木美代子[スズキミヨコ]
昭和9年、東京生まれ。立教大学英米文学科卒。昭和35年、文学座の編集部に入座。その後、結婚。三男一女をもうける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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