内容説明
“長男・はじめての子”は、親の期待が大きいぶん、干渉やプレッシャーが強くなりがち。叱られることの多い長男がいま、さまざまな問題を抱えています。各界の専門家、長男と母親に多数取材し、上手な育て方・見守り方を紹介します。
目次
ひとりっ子と長男、どっちが危うい?
いまどきの“長男・はじめての子”
“長男・はじめての子”を育てる母たち
“勝ち組”の男の子たちの異変
長男に多い不登校、ひきこもり
家族についていく父親
叱られすぎる男の子
少年がひきおこす奇妙な事件
こだわりのある子を集団のなかで育てる
いまどきの男の子の上手な育て方
「異なる人」を理解し、受け入れる
育てにくい男の子たち
自分の人生は自分で創る
おわりに―“長男・はじめての子”を上手に育てるアドバイス
著者等紹介
杉山由美子[スギヤマユミコ]
1951年静岡県生まれ。早稲田大学文学部卒。『マダム』『日経ウーマン』編集部をへて、フリーランスのライターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
1
ピッタリ当てはまりすぎていることが多く、もっと早く出会いたかった…。長男・はじめての子には、こだわりが強すぎる、偏り、コミュニケーションスキルが低い、育てにくい子が多いのだそう。(そして、軽度発達障害の可能性も高い。)その偏りを直そうと母親は叱りすぎてしまうことも多い。偏りは才能の塊とみて、受け入れ、長所を伸ばす方向性を。社会規範やコミュニケーションのスキルは繰り返し丁寧に教えていくしかない。障害そのものよりも叱りすぎたことで自尊感を失う二次障害の代償の方が大きい。引用されていた文献もまた読みたい。2021/06/25
寺島ヒロ
1
家族の注目と期待が集まりやすい長男育児の事情は、子どもにとって過大なプレッシャになり易く、発達障害を持って生まれた子どもの場合、より深刻な状況を引き起こす可能性がある。タイトルに「発達障害」が入っていないのは戦略か?自身の子どもが発達障害ではないかと疑っている人、発達障害の当事者で子どもを持とうかと考えている人に 特におすすめ。2016/02/16
newheaven
1
発達障害関連の巨匠オールスター。まずこれを読んで、ぴんときた人の著書をあされば、近道だったかもしれない。一般的な長男、男の子の育て方というより、お子さんが男の子だろうと女の子だろうと、発達障害を疑っているお母さん向けの本です。一見、そうは見えない表題ではあるのだけど。2013/10/11
MOCCO
1
こだわりが強い、落ち着きがない、コミュニケーションが苦手…。我が家の長男も、ちらほら当てはまる。確かに危ない!この本は、私立進学のお勉強組の話がメインで書かれているので、最近、おバカ街道一直線の長男に、ちょっとホッとした(笑)2013/03/12
おだまん
1
あああぁ、全部当てはまってる。。。2011/07/19