内容説明
映画監督キヤーロスタミー、『テヘランでロリータを読む』のナフィーシーなど、各界で活躍するイラン人の生の声を集めたのがこの本だ。登場するのは、ジャーナリスト、作家、哲学者、映画監督、女優、アーティスト、大学教授、弁護士、キュレーターなどさまざまな立場のイラン人15人。イランはかつてどんな国だったのか。いま、イランの人々はどんなことを考えて生きているのか。知られざるイスラーム大国の実像が見えてくる好著。
目次
夢の材料(アーザル・ナフィーシー)
私は白人だと思って育った(ゲラーレ・アーサイエシュ)
どうしたらペルシア人になれるか?(マルジャン・サトラピー)
宗教指導者国の本山へ(レザー・アスラン)
マネキンの死(メーランギーズ・カール)
「出エジプト記」最終章(ローヤ・ハッカキャン)
男のいない女たち(シーリーン・ネシャート)
宗教指導者国のセックス(アーザーデー・モアヴェーニー)
テヘランでクンデラを読めば(ナグメー・ザルバフィヤン)
遠のく世界(ダリューシュ・シャーイェガン)
私の映画の味(アッバース・キヤーロスタミー)
神の夢よりも緑濃き小道(バーバク・エブラーヒミヤン)
アメリカよ、私のために泣かないで(ネガール・アーズィミー)
なぜ演じることが私を自由にしたか(ショーレー・アグダシュルー)
テヘラン・アンダーグラウンド(サーラール・アブドー)
著者等紹介
ザンギャネー,レイラ・アーザム[ザンギャネー,レイラアーザム][Zanganeh,Lila Azam]
ジャーナリスト。国外に脱出したイラン人両親のもとパリで生まれ、フランス高等師範学校で文学・哲学を学んだのち、コロンビア大学で国際関係学の修士号を取得。ハーヴァード大学で文学、映画、ロマンス語を教えるかたわら、『ルモンド』『ニューヨーク・タイムズ』『ヘラルド・トリビューン』などに中東関連の記事を寄稿している
白須英子[シラスヒデコ]
翻訳家。日本女子大学卒。1993~95年『エコノミスト』誌翻訳員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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