最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794215383
  • NDC分類 509.8
  • Cコード C0098

内容説明

誰がどのように引き起こし、誰がどのように食い止めたのか?原発事故から高層ビル倒壊まで、50あまりのケースを紹介しつつ、巨大事故のメカニズムと人的・組織的原因に迫る。

目次

より巨大に、より高エネルギーに
信じがたいほどの不具合の連鎖
スリーマイルアイランド原発事故
「早くしろ」という圧力に屈する
テストなしで本番にのぞむ
最悪の事故から生還する能力
大事故をまねく物質の組みあわせ
人間の限界が起こした事故
事故の徴候を感じとる能力
危険にたいする健全な恐怖
あまりにも人間的な事故
少しずつ安全マージンを削る人たち
最悪の事故を食い止める人間

著者等紹介

チャイルズ,ジェームズ・R.[チャイルズ,ジェームズR.][Chiles,James R.]
米国の技術評論家。1955年生まれ。ハーバード大学卒業、テキサス大学ロースクール修了。科学技術と産業、社会の関係を考察する記事を雑誌に寄稿している。寄稿先は「スミソニアン」「エア・アンド・スペース」「オーデュボン」など。単行本の出版は『最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか』が初めて。ミネソタ州ミネアポリス市在住

高橋健次[タカハシケンジ]
1937年生まれ。慶応義塾大学英文科卒業。出版社勤務を経て翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

78
最悪の事故というのはほとんどが人が関わっていることを改めて知ることができた。要は失敗の記録。失敗を重ねることで技術は進化していくというものだ。しかしその原因が人、それも検査をしたり当事者が誰かに確認すれば防げるものも多いということだ。アポロ13号やスリーマイル島原発含め60件を実例に「ちょっとしたこと」がどのように増幅拡大され悲惨な結果につながるかが解説されていて面白かった。反面、訳本にありがちな読みにくさも相当なものだった。とても内容がよいだけにここだけが残念・・・図書館本2017/03/16

harass

53
有名な事故が起こった原因や経緯についての読み物。チャレンジャー号墜落事故やスリーマイル島原発事故、チェルノブイリ事故、アポロ1号や13号など。また事故直前に回避できた事例なども。海外のライターのせいもあるが日本ではあまり知らない事故などが多くのっている。個人的にハッブル望遠鏡の研磨失敗やインドボパールの殺虫剤工場流出事故などに驚く。ただ何度も読むのが中断した。翻訳者か著者の問題か、専門的すぎる個所があるせいか妙に疲れてしまった。危機的な状況で人は正しい判断ができるかどうかという考察などいろいろてんこ盛り。2016/01/12

TATA

46
世界中の大事故をこれでもかと言うくらいに失敗例として示す。原発、工場爆発、船舶、航空機事故。この世にあふれる数多の巨大事故。人知の統べるシステムが拡大するごとにその全容を把握している人はさらに減る。いざという時に頼りになるのはシステム全てを理解している人間。想定外のことが起きた時にはコンピューターは役に立たない。事故の例が多すぎて辟易としますが、その示唆は非常に有用。先人たちの失敗を糧に僕らは教訓を得るべきなのです。2018/06/01

ビブリッサ

37
人間は、自分で走るより速く走る機械、飛び上がるより高く遠くに飛べる機械、水をかければ消える火とは比べものにならない熱量を生み出したり、到底掘り出せない場所の物資を掘削するプラントを作るまでになった。しかし、目視できる範囲、聞こえる音域、不眠でいられる時間等は、大昔から殆ど進化していないのだ。むしろドンドン衰えてしまったものさえあるのだろう。本書は、些細な要因や会社組織の軋轢などによって大事故に至った事例を紹介している。ホント読みにくい、何故時代も登場人物も装置も違うものを並列で書くんだろう?苦労シタシタ。2017/04/14

更紗蝦

35
巨大システムの暴走によって起こった巨大事故のケースを50余り紹介していますが、それぞれの事例を独立した章としては扱わずに、ゆるやかに内容を繋げて網の目のような構成にしているので、微妙に読みにくさがあるのですが、事故が起きるメカニズムと人的・組織的原因を探るという目的には適っていると感じます。原書の出版は2001年、日本語版の出版は2006年であり、福島第一原子力発電所で原子力事故が起きる前なので、1999年の東海村JCO臨界事故の説明には、「こともあろうに日本で」という表現が見られます。(320p)2024/08/08

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