ならず者国家―世界に拡散する北朝鮮の脅威

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  • サイズ B6判/ページ数 422p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794215192
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

大量破壊兵器の保有、麻薬密輸、偽札製造、武器輸出、拉致。世界に波及する脅威を、緻密な調査報道で知られる英国人ジャーナリストが描く。

内容説明

北朝鮮は「ならず者国家」の典型である。200万の餓死者を出しながら、ひとり「宮廷生活」を享受する金正日一族。化学・生物・核・通常兵器を大量に保有し、外国人を拉致し、テロリスト・犯罪組織と結託し、ミサイル、ドラッグ、偽札を世界にまきちらす。「抗日の英雄」を騙った金日成がソ連の傀儡として平壌入りしていらい、親子二代にわたる絶対的な権力は、いかにして国際社会を揺るがすほどの悪と狂気に結びついていったのか。変革をめざす国内外の試みはいかに虚しく潰えたか。中国・大躍進期の餓死についての詳細な調査報道で知られるイギリスのベテラン・ジャーナリストが、こんにちの事態にいたったプロセスを綿密に追い、北朝鮮問題を初めてグローバルな視点でとらえて危機の本質を解明、ただ一つ残された打開策を示す。

目次

飢餓と脱北
金王朝
神のごとき支配者の創造
奴隷が支える国―強制収容所
北朝鮮の経済崩壊
金正日の宮廷
金正日―テロリストの首領
核の将軍
金正日―改革者
国連と大量虐殺
金大中と北へのアプローチ
ならず者国家との闘い

著者等紹介

ベッカー,ジャスパー[ベッカー,ジャスパー][Becker,Jasper]
1956年、ロンドン生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ卒業。ミュンヘンのルドウィッヒ・マクシミリアンズ大学留学。ロンドン大学大学院現代中国語課程修了。AP通信社ジュネーブ、フランクフルト支局勤務後、『ザ・ガーディアン』の特派員となる。85~89年、北京を拠点にチベット独立推進派の暴動、韓国、台湾の民主化運動を取材。またこの間、北朝鮮、ベトナム、モンゴル、日本で取材活動を行う。89年の天安門事件の報道により、同年の「ベスト外国特派員」にノミネートされる。その後、BBCワールド・サービスのアジア問題解説者として活躍。『インデペンデント』『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』『アジアン・ウォールストリート・ジャーナル』をはじめ多くの新聞・雑誌で健筆を揮う。著書『Hungry Ghosts』(邦訳『餓鬼』)で第4回プルーム基金賞を受賞したほか、北朝鮮に関する記事でキルパトリック人権賞、法輪功弾圧報道で香港人権記者賞を受賞

小谷まさ代[コタニマサヨ]
翻訳家。富山県生まれ。富山大学文理学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Arte

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2005年発行の本なので、金正日の時代までしか書かれていないが、北朝鮮がどうやって成立し、あんな状態になったのか、という経過が分かりやすく書かれている。金日成の時代は、韓国の朴正煕独裁のヤバさも凄かったこと、父親の個人崇拝を強化することで跡継ぎの地位を得た金正日の治世のグダグダっぷり。2024/07/25

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