内容説明
臓器移植、人工授精、薬害問題、ストレスと疾病…医学の進歩はほんとうに人間を幸福にしているのか?医事評論の第一人者が現代医療をめぐる諸問題を考察する。
目次
医学は人間を幸福にしているか(科学の進歩は人類のプラスになっているのか;ペニシリンではじまった戦後医学の急速な発展 ほか)
第1部 文明のなかの医療と人間(糖尿病の秘密;ストレスが生みだす病 ほか)
第2部 日本の医療行政(健康についての関心と誤解;少子化をどう考えるか ほか)
第3部 医療の現場で起こっていること(院内感染はなぜ起きるのか;医師づくりの根本的解決策 ほか)
著者等紹介
水野肇[ミズノハジメ]
医事評論家。昭和2年、大阪市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科卒。山陽新聞社会部デスク時代に連載企画「ガンシリーズ」で新聞協会賞受賞。その後独立して医事問題の評論活動を続ける。医療保険審議会、老人保健福祉審議会、医道審議会等の委員を歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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