頑固な羊の動かし方―１人でも部下を持ったら読む本

レーマン，ケヴィン〈Ｌｅｍａｎ，Ｋｅｖｉｎ〉/ペンタック，ウィリアム【著】〈Ｐｅｎｔａｋ，Ｗｉｌｌｉａｍ〉/川村 透【訳】

草思社（2005/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 182p／高さ 19cm
• 商品コード 9784794214379
• NDC分類 336.3
• Cコード C0034

内容説明

全米有数の大企業に、小さなチームのリーダーとして就職が決まったＭＢＡの学生テッド。部下の管理法を不安に思い、ビジネススクールの教授に相談したところ、連れていかれた場所は牧場だった―。強く、生き生きとした群れをつくるには、いったいどんな知恵を駆使すればいいのか？テッドとともに悪戦苦闘するうちに、部下たちをまとめ、生産的なチームをつくりあげるための心得が読む者の頭にしみこんでいく。すべての上司必読の書。

目次

第１章　自分の群れを知れ―一人ひとりに目を向ける
第２章　羊たちの強みをつかむ―それぞれの個性を引き出す
第３章　羊と信頼関係を結ぶ―自分の哲学を伝える
第４章　安心できる牧草地をつくる―部下が力を出せる環境をつくる
第５章　杖でそっと彼らを導く―人を導く四つの方法
第６章　毅然とした態度で守る―本気で怒らなくてはならないときがある
第７章　羊飼いの心を身につける―リーダーにいちばん大切なもの

著者等紹介

レーマン，ケヴィン［レーマン，ケヴィン］［Ｌｅｍａｎ，Ｋｅｖｉｎ］
心理学者、ビジネス・コンサルタント、作家、講演家。ＩＢＭビジネススクール、シンシナティ・ファイナンシャルＹＰＯなどで、広く講演活動を展開、全米で活躍している

ペンタック，ウィリアム［ペンタック，ウィリアム］［Ｐｅｎｔａｋ，Ｗｉｌｌｉａｍ］
組織の活性化の分野において、コンサルタントとして２０年以上のキャリアを持つ。作家、コラムニストとしても活躍。エンロンでの勤務を経て、現在はリライアント・エナジーに在籍している

川村透［カワムラトオル］
上智大学経済学部経営学科卒。プライスウォーターハウスコンサルタント、海外視察企画会社を経て、２０００年、川村透事務所設立。「もののみかた」をテーマに講演活動を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[さっちん@顔面書評]

これからマネージャーを始める人に向けたビジネス書です。 物語形式で読みやすいです。 マネージャーとメンバーの関係を羊飼いと羊の関係から学ぶというストーリー。 マネージャーとして必要な心持ちについて学べます。

2018/11/07

[ノリピー大尉]

「彼らはきっと君の言うことを聞く-----もし彼らが君を買っていれば、ね」(143ページ) いろいろ共感できる内容は多い。しかし「問題のある人材は外に出す」というのは、現実的にできない会社が多いのでは。

2017/04/23

[Roti]

羊の特性と長い間歴史上で培ってきた羊飼いの扱い術の記述に興味をもった。組織管理術に展開し、まとめていることもシンプルでわかりやすくていい。部下でも家族でもペットでも、愛情をもって接することが肝要と当たり前であるが、なかなかできないことを説いている。

2014/03/08

[ツカモトカネユキ]

2004年原版発行。2005年訳版。サブタイトルにもあるように部下を持つときの心構えが示されてます。若きジャーナリストが引退間際の経営界のリーダーへのインタビューより物語が進みます。羊飼いのやり方をもとに実際の経験を交えてリーダーの心得を説きます。若い人向けの内容で起業を志す世代に読んでもらいたいところ。目新しいことは示されていませんが、各書に書かれた内容が凝縮されており読みやすい構成になっています。気がついたらベテランになってしまった人々にも、確認のため、ときどき見返すのにも良いと思いました。

2025/03/02

[ゆういち]

上司の薦め。 簡単に読めるし、リーダーの普遍的な真理が書かれており面白い。大切なものは意外と変わらないんだなと思わせてくれる。

2022/01/20