内容説明
原因は旧式ATSでも急カーブでもなかった。新聞・テレビではわからなかったことが、本書で明らかに。
目次
プロローグ
転倒脱線事故の概況
福知山線はどのような路線か
207系はどのような電車か
事故は旧式ATSによって防げた
福知山線について報道された三つの間違い
転倒脱線とボルスタレス台車
残された疑問
復旧後に福知山線はどう変わったのか
大手私鉄のATSはどうなっているのか
著者等紹介
川島令三[カワシマリョウゾウ]
1950年、兵庫県生まれ。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て「鉄道ピクトリアル」編集部に勤務。現在、鉄道アナリスト、早稲田大学非常勤講師。1986年に刊行された最初の著書『東京圏通勤電車事情大研究』は通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼び、著者の提起した案ですでに実現されているものがいくつかある。尼崎での事故後、多くの報道番組にコメンテーターとして出演し、解説に当たった
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