出版社内容情報
天地創造やエデンの園、ノアの方舟など、「創世記」の物語の歴史的背景を探りながら、そこに込められた意味を明らかにする。知的刺激に満ちた一冊。
内容説明
聖書を常識から解き放ち、創世の物語の意味を考えて人間性の本質をさぐる知的刺激に満ちた書。
目次
プロローグ―聖書を読みあぐねている人たちへ
天地創造―究極の楽観論
エデンの園―男と向かい合う女
失楽園―善悪を知った女と男
生命の木に至る道―神のように賢くなることの追求
カインとアベル―不条理な神の定め
アダムの家系図―生命と文化の伝達
神々の遺伝子―失敗した不死性獲得の試み
ノアの洪水―人間に失望したヤハウェの心痛
洪水の結末―試行錯誤するヤハウェ
約束の虹―神がノアと結んだ契約
豊穣祭儀―ノアの呪いと祝福
民族表―セム、ハム、ヤフェトの家系図
バベルの塔―覇権主義の否定
エピローグ―アブラハムの旅立ち