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リベラルたちの背信―アメリカを誤らせた民主党の60年

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794213457
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

米で注目の女性論客が、歴代民主党政権とリベラル派知識人の政治判断の甘さを断罪した衝撃の書!

内容説明

アメリカの保守本流を代表する論客アン・コールター女史が、旧ソ連の秘密電報をはじめとする新資料を縦横に駆使して、冷戦前夜から60年の歴史を再検証。トルーマンからクリントンにいたる歴代民主党政権の政治判断・外交政策の誤りを厳しく断罪、熱い政治的論議を呼びベストセラーとなった刺激的論争の書である。“赤狩り”の張本人として忌み嫌われてきたマッカーシーの名誉回復を堂々と論じ、在任中は「戦争屋」と言われ嘲笑の的となりながら、最終的に冷戦を終結させたレーガンを高く評価する女史は、人権を抑圧し、史上空前の犠牲者を出した共産主義体制に徹底して宥和的態度をとりつづけ、危機を拡大させてきた民主党およびリベラル派知識人の現状認識の甘さを鋭く批判する。日本をふくめ世界的趨勢となった保守VS.リベラルの対立の行方を占ううえでの、先見性にみちた指南書。

目次

背信の五十年
愛しのアルジャー・ヒス―リベラルの偶像崇拝
共産主義者お断わり!
必要欠くべからざる人物、ジョー・マッカーシー
マッカーシズムの犠牲者―リベラルのメイフラワー号
国務省に共産主義者はいたのか?
ヴェトナム―ああ、懐かしのサイゴン!
冷戦に勝利したのはレーガンではなくトルーマンだと言う人々
恋するリベラルたち―クレムリンへのラブレター
冷戦の墓碑銘―冷戦末期のヒス事件
リベラルの腰抜けにも理由はあった―ヨーロッパにほめてもらいたくて
北朝鮮―新たな降伏のチャンス
現代のマッカーシズム―一九五〇年代と変わりはなく
なぜ彼らはアメリカを嫌うのか

著者等紹介

コールター,アン[コールター,アン][Coulter,Ann]
コネチカット生まれ。コーネル大学卒業。ミシガン大学ロースクールで法学博士号を取得。弁護士。マイケル・ムーアをして「自分たちの側にアン・コールターのような人材がいないことに嫉妬している」と言わしめた保守派きっての論客。『ガーディアン』『ニューヨーク・オブザーバー』をはじめ新聞・雑誌で健筆をふるい、テレビのニュース・コメンテーターとして活躍。2001年、法曹界の重鎮リチャード・ポーズナーによる「現代の知性100人」に選ばれる

栗原百代[クリハラモモヨ]
1962年生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

8
米民主党が戦前共産主義に侵食されていたのはソ連スパイの活動もあってよくわかるが、その後今に至ってもその色が抜けないのはどうしたことか。マッカーシーの活動がもっと徹底していたらこれほどまでにお粗末な党になっていなかったかもしれない。マッカーシーはもっと評価されてよい。コールターの民主党非難は全く当を得ている。リベラルのレッテル張りが上手いのはお家芸か。マッカーシズムといえばそれだけで言論を封殺できる。南京事件というレッテル張りもその流れ。マスコミのひどさは日本だけではなかった。トランプが怒るのももっともだ。2017/03/20

父帰る

6
やっと読み終わったという感だ。アメリカの議会人について、殆ど予備知識のない小生にとって、リベラルと言われる民主党議員の様々なだれごとには、正直ウンザリした。彼等がそんなにもソ連に寛大だったとかと思うと今の日本の民主党をどうしても思い起こしてしまう。リベラルの中で最大の売国奴であり、戦後の冷戦を作り出して世界中の国々に大変な被害をもたらしたのはルーズベルトに違いない。著者に掛かれば、JFKも例外ではない。最も輝かしい大統領、それはレーガン。横須賀に空母ロナルド・レーガンの勇躍の姿が眩しい。2015/10/21

演習家康くん

4
図書館でタイトルを見たときに「リベラルって言葉を聞くけれど意味って?」と疑問を持ち借りてきましたが・・・、まァよくわかる内容で。最初から半分位までは面白く、半分から最後の方は大変だったかな。共和党贔屓の作者が書く「リベラル」の話だからリベラル嫌いが強くて辟易するかもしれませんが、現在メディアがとりあげるアメリカ大統領や政府の対応が昔っから全然変わってない。ビル・クリントン時代のことを取り上げていますが、ビルをオバマに、もしくは野田前首相に、カーターを鳩山元首相に置き換えるとよくわかりますよ。2014/01/25

ScorpionsUFOMSG

3
本書は「リベラル」に対する“怒り”で満ちている。 なぜか。 それは彼らが決して「悔い改めない」からだ。   ヴェノナが解読された -だから? レーガンがソ連に打ち勝った -それがどうした? ヴェトナムに負けた -やった!! マッカーシーが死んだ -ざまあみろ! これが“リベラル”と称する人々の反応なのだ。 本書で描かれているのはアメリカのリベラルの実態だが、日本国内の「リベラル」たちの思考回路も本書で書かれている内容と折り重なる部分が多いように思える。 彼らの思考回路を知るうえでも大いに参考となる。2016/11/23

ムカルナス

3
翻訳調でアメリカの内政、外交に詳しくないと読みづらい。内容としては第二次大戦のルーズベルトから9.11テロ後のブッシュ政権に至るまで民主党リベラルが如何に国益を損ね続けているかの罵詈雑言が延々と述べられている。タカ派の共和党の政策が全て正しいとは思わないけれどアメリカの国益という点から見れば民主党は国に対する背信行為を続けていると思う。状況が日本の左派政党、マスコミ、芸能人、学者と本当に似ているのでびっくり。ニューヨークタイムズは首をかしげるような反日記事をよく載せるが朝日新聞と同じなんだと思えば納得。2015/10/09

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