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吸血コウモリは恩を忘れない―動物の協力行動から人が学べること

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794213273
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0045

内容説明

ズルをすると結局、損する。信用できる人を見つけて、協力しあう。一人でできないことはみんなでやる。近所どうしは助けあうべし。人間だけでなく、多くの動物たちが、この「ルール」にしたがって助けあっている。そして、進化生物学の視点から考えると、この「ルール」は正しいのだ。人間や動物はなぜ助けあうのか、そして、なぜ助けあわない場合があるのか。進化生物学の研究成果から「助けあい」とは何かを考える本。

目次

序論 動物たちが助けあう四つのやり方
第1章 家族を助ける理由
第2章 貸し借りを忘れず精算する
第3章 ひとりでできないことはみんなで
第4章 仲間のためには危険もいとわず
結論 可能性と落し穴

著者等紹介

ドガトキン,リー[ドガトキン,リー][Dugatkin,Lee]
1962年生まれ。米国ルイビル大学生物学准教授。動物の助けあい行動を扱う、行動生態学を専門としている。サイエンティフィック・アメリカン誌をはじめとする一般向け雑誌、専門誌へ精力的に寄稿している

春日倫子[カスガトモコ]
翻訳家。仙台市出身。宮城学院女子大学卒。山梨県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

10
お互いに利益を小出しにする事により都度手抜きをせず真剣に行動できる。先に大きく支払うと手抜きされて長く続かない。相手を騙している事に気がつかない様に自然淘汰が働いている。厳しい生活環境は善意の部分を引き出し全員の利益になる一人でもズルをしたらそのチームから過酷な罰が来る。環境が良くなるとズルをする仲間が出る。チームは少数できつい環境下でこそ協力し良くなる。運動会は優勝したいからクラス全員目標を共有し利他的行動が大きく全体の利益になった。各種目で全力でやるから利己的満足もある。運動会こそ恩返しの見本2014/05/30

mimm

1
人々が互いにもっと優しく振舞うようにするにはどうしたら良いか?動物の協力行動への4つの進化論的道筋を各章で検証。そしてそれは人間についてどんなことを教えてくれるのか。 宗教や文化、生活の違いからんーと思うこともありつつ(これがまたグループ内、グループ間淘汰行動になるのかもしれないけど)おそらく本能主体だろう動物の助け合いの行動が、人間にも何か役に立ちはしないか、そう考えさせられる一冊です。2017/06/26

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