内容説明
人間の生き方、他者との関わり方、人生の楽しみ方にかんする、初めてのルール集。著者は、アメリカで最も人気の高い小学校教師。生徒たちにルールを身につけさせるための涙ぐましい努力や、生徒たちがみるみる変わっていく様子など、ユーモラスで感動的なエピソードが満載。子どもに充実した人生を送ってほしいと願うすべての人のためのルールブック。
目次
大人の質問には礼儀正しく答えよう
相手の目を見て話そう
だれかがすばらしいことをしたら拍手をしよう
人の意見や考え方を尊重しよう
勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない
だれかに質問されたら、お返しの質問をしよう
口をふさいで咳やくしゃみをしよう
何かをもらったら三秒以内にお礼をいおう
もらったプレゼントに文句をいわない
意外な親切でびっくりさせよう〔ほか〕
著者等紹介
クラーク,ロン[クラーク,ロン][Clark,Ron]
ノース・カロライナ州出身。大学を卒業後、各地を冒険旅行したのち、1995年から小学校教師となる。学習や行動に問題をかかえる生徒の多い学校、なかでもハーレムの底辺校から優秀児を輩出し、目覚ましい成果をあげる。2001年、28歳のときに、ディズニー社主催「全米最優秀教師賞」を受賞。現在はアトランタに住み、各地で講演活動等もおこなっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
35
当たり前だけどとても大切で、でもなかなか意識しないことが50項目のルールとして記されている。著者の、教師としての体験談。 ●ありがとうは3秒以内に ●できる限り整理整頓をする。必要なものをすぐ取り出せるように ●きれいに後片付けをする。(例:食後、自分が食べた場所のテーブルや床をきれいにする) ●人の名前をしっかり覚える。名前を添えて話す。 ●いつも正直に。(正直に認めたら罰は与えない。) 2020/03/02
kum
32
子どもが小さい頃に読んだのを、手放す前にパラリと再読。子どもというより自分自身が今も胸に留めておきたいと思ったこと。「人間、何か問題があるからといって、病気になるほど悩めばいいというものではない。なかにはどうしても変えられないものもあれば、簡単な解決法がないこともある。そういうときには、自分にできる最善のことをして、余計な心労を取りのぞき、前進するのがいちばんだ。」「現在を楽しもう。今日という日は一度しかない。だから、むだにしないこと。人生は特別な瞬間でできあがっている。」2022/03/21
陽子
21
「教師だけは絶対にならないぞ」と思っていた著者が、ひょんなことから故郷で代用教員に。アメリカの風土だからの話も確かにあるが、当たり前のことを当たり前にできる大人になっているかしら?とハッとするエピソードもたくさん。全力投球で子供に(人にと言った方が良いかな)向かう著者は、厳しいが愛情に溢れている。クラスの子供たちが巣立った後にも仲間の中で大切なルールを学び、「人生の道具」を持たせたいと願う著者。礼儀正しくきちんとした判断力と自信を持ち生きて行けるなら幸せだ。クラス全員でホワイトハウスに招かれた話よかった。2019/05/06
ツバメマン★こち亀読破中
17
全米で最も優秀な先生に選ばれたという著者が、受け持ったクラスの生徒たちに人生をどのように生き、楽しむかを教えるためにまとめた50のルール。もちろん僕は先生ではなく、気持ちは永遠の小学生なので、ルールを教えられる側として読みました!「きみのなれるもっともすばらしい人間になれ」か…うーん、逆でした(笑)2023/03/14
モルツ
16
ディズニー社主催「全米最優秀教師賞」を受賞したロン・クラーク氏が実践する、「あたりまえだけど、とても大切なこと」。当たり前なことがほとんどだけど(くしゃみをするときは口を閉じる等)、きまりを守り、お互いを尊重しあいながら、礼儀正しく楽しく学校生活を送るために大切なことが載っています。理由や具体的なエピソードに思わず膝を打つこと間違いなし。クラーク先生もかなりユーモアがあってぶっとんだひとだけど、その一生懸命さが一番、子どもたちや周りのみんなを惹きつけるんだろうなぁ。こんな先生になりたいと思える本でした。2013/07/26
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