出版社内容情報
トップモデルにはなったが、何かを見失ってしまった。喪失感を胸に帰った故郷で、家族を探して砂漠をさまよううちに見えてきた世界の豊かさとは?
内容説明
本書の著者は世界的ベストセラーとなった自伝『砂漠の女ディリー』において、遊牧民からトップモデルになった波瀾の半生と、自ら受けた女子割礼の実態を告白、多くの人々に衝撃を与えた。それから4年、長年続けてきた西洋での生活に疲れ果てた彼女は、自らを見つめ直すため20年ぶりに故国ソマリアへ飛んだ。懐かしい家族と再会し、砂漠の豊かな自然に触れ、ディリーの心は少しずつ癒されていく。しかしその一方で、部族間の抗争や根強い女性蔑視など、いまだ悲惨な現実の数々に、複雑な思いがこみあげる―。だれもが同じように幸福を求めて生きているのに、いつまでも不毛な争いが絶えないのはどうしてなのだろう?世界の矛盾と正面から向き合う著者の、まっすぐなひたむきさが胸を打つ感動の物語。
目次
砂漠の夢
一人ぼっち
不思議な連絡網
異文化
果てしない空の旅
家族のもとへ
母
かなえられた夢
氏族の誇り
父
雨季
学校
ウミ
帰る途中のできごと
砂漠の夜明け
著者等紹介
ディリー,ワリス[ディリー,ワリス][Dirie,Waris]
ソマリアの遊牧民の部族に生まれる。13歳で砂漠を逃げ出しロンドンに渡ったのち、写真家テレンス・ドノヴァンに見出され、トップモデルに。その波瀾の半生を描いた『砂漠の女ディリー』は世界的ベストセラーとなる。現在は国連特別大使としてFGM(女性性器切除)廃絶を訴え、ソマリアの窮状を救うための財団「砂漠の夜明け」を設立するなど、多方面で活躍している
武者圭子[ムシャケイコ]
静岡県生まれ。翻訳家
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