日露領土紛争の根源

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日露領土紛争の根源

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794212061
  • NDC分類 319.103
  • Cコード C0022

内容説明

樺太(サハリン)の南半分は日露戦争の結果ロシアから日本に割譲され、第二次大戦の結果、ソ連に返還されたということになっている。しかし、これは理に叶ったことなのか。敗戦によって樺太から引き揚げてきた著者は早稲田の露文科に学び、さらに日ソ貿易の商社に勤務しながら、著者の心は晴れることがなかった。チェーホフの、いま流にいえばノンフィクション作品の傑作『サハリン島』にある「サハリンの処女探検の権利は疑いもなく日本人に属し、日本人が最初に南サハリンを領有したのである」という記述が心にひっかかっていたからである。ところが、著者はついに発見したのだった。一九世紀の半ば、ロシアは早くもシーボルトの『日本』を改竄することによって樺太領有への触手をのばしていたことを。

目次

1 シーボルト『日本』露訳の改竄
2 チェーホフ『サハリン島』における抵抗
3 日本領事久世との邂逅、そして日露戦争
4 エンゲルス「ロシア・ツァーリズムの対外政策」
5 キリチェンコの抑留批判とスラヴィンスキーの中立条約侵犯批判
6 日本の戦勝はロシア革命を支援した―ポクロフスキー『ロシア史』から
7 スターリンによる歴史の歪曲
8 現代サハリン史学界の動向―ヴィソーコフの新説
9 レーニンの真正な日露戦争観―大江志乃夫と和田春樹の誤り
10 わが結語
追記―サンクト・ペテルブルグとヤルタから帰って

著者等紹介

長瀬隆[ナガセタカシ]
1931年樺太生まれ。1947年2月、北海道に引き揚げ、早稲田大学露文科を卒業。貿易商社に勤務、主としてソ連を担当
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感想・レビュー

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Hiroki Nishizumi

2
とても勉強になった。南樺太は日本人が最初に領有し、日本の領土であること。(北樺太は清の領土と考えられること)当時の政府外務省の不手際でロシアに領有されたことなど、まさに帝国主義的なロシアの底なしの領土的野心、国内弾圧と表裏一体の対外拡張を実感した。そして繰り返しロシアには正義と和解が少ないことに言及している。現在、ロシア領樺太が揺らぐ可能性は低いが、歴史にあたることは大切だ。この本の裏付けとなるチェーホフの『サハリン島』レーニンの『帝国主義論ノート』にあたらなくては、そして『氷雪の門』を観るべし。2016/09/12

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