内容説明
中国の古典から梅、牡丹、薔薇など、35種の植物の花ことばの由来や興味深いエピソードを紹介し、花に託した中国人の愛情表現や感性を鮮やかに浮き彫りにしたユニークな読みもの。
目次
1 中国の愛の花ことば(花は語り、草はものいう;梅―厳寒に馥郁とした花を咲かせる;杏―学業の成就を意味する花;柳―旅立ちに枝を折って贈るならわし;桃―邪気を払い不老不死を授ける ほか)
2 花ことばの小径(山茶―耐寒性に優れた色褪せぬ愛の花;松柏―あなたが私を忘れぬしるし;菖蒲―立派な子供が生まれますように;茅―男を誘い招く美女の白い手;百合―新郎新婦の門出を祝う花 ほか)
著者等紹介
中村公一[ナカムラコウイチ]
昭和18(1943)年、横浜市生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業、同大学院博士課程修了(東洋美術史専攻)。美術・いけばな関係の雑誌の編集長を経て、現在執筆に専念。研究テーマは中国の文化史、象徴文化、民間信仰など。なかでも中国人と花(植物)の民俗学的なかかわりには強い関心と興味をもつ
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