内容説明
日本は第一級の産業をもちながら、なぜ航空機産業だけがだめなのか?その真因を解明、打開策を示す。
目次
プロローグ 四〇年ぶりの国産旅客機
第1章 ジェットエンジン自主開発路線の挫折
第2章 帯に短したすきに長しの自衛隊機C1、F1、PS1
第3章 殿様商法のYS11
第4章 刀折れ矢尽きた小型機MUシリーズ
第5章 YX/B767、偉大なるボーイングの下請け
第6章 夢ははるか遠くへ、次期支援戦闘機FSX
エピローグ 国産旅客機は飛ぶか
著者等紹介
前間孝則[マエマタカノリ]
ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20年間従事する。1988年に同社を退社、日本の近現代の産業史の執筆に取り組む
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感想・レビュー
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Ryo Sogawa
2
飛行機が、研究から製品化までここまで長期間を要する製品だということは恥ずかしながら知らなかった。医薬品にも匹敵する開発の長さだ。このような開発に長期間を要する製品のプロジェクト管理は、まだ、日本企業のやや苦手な領域なのかもしれない。2012/10/23
takao
1
ふむ2021/07/16
すぎ
0
航空機メーカー世界第4位はブラジルというのを知ったとき,ちょっとびっくりして,航空機開発について知りたくて読んだ. 非常によく調べてあるのだから,もうちょっとブラッシュアップすればよいのに.光文社新書みたいなタイトルも中身に合ってなくて,このタイトルにひかれて読む人には中身ガッツリしすぎてるし,ガッツリ読みたい人には敬遠されるような気がした. 並行して「零式戦闘機」を読んだら多角的で面白かったけど,政府もメーカーもグダグダで疲れた. 国益と軍事と科学技術についてはもう少し勉強したい.2012/08/24
m_a
0
YS11やB767、F2戦闘機などの開発に至る経緯をわかりやすく解説しているが、著者が知ってることを何でも語ろうとして話が散逸になっているのが残念。同じ内容が何度も繰り返されているのも読んでいて気になる。2012/01/09
テキィ
0
これはむりだな。N-52とかいい夢だったわけね。2008/08/03