出版社内容情報
土佐に生まれ見合結婚で海を渡った女性が、移民の暮らし、故郷への想いを訥訥と語る。明治生まれの気骨ある精神が胸を打つ書。,
内容説明
移民たちの暮らし、故郷土佐への思い…素朴な語り口に、明治生まれの気骨ある精神が息づく、胸を打つ書。
目次
わが心の故郷
どんな生活が待っているのか、見当もつかなかった
カナダの生活にまみれて
家族のアルバムから
家族を守って
辛い苦いくすりを飲み込んで
心の風景
著者等紹介
キヨオカ,ロイ[キヨオカ,ロイ][Kiyooka,Roy]
1926年、メリー・キヨシ・キヨオカの次男、日系カナダ人2世として生まれる。60年代に一世を風靡した画家であり、詩人、ミュージシャンでもあるマルチアーティスト。1965年のサンパウロ国際ビエンナーレで銀賞を受賞。1969年には、大阪万博のためにカナダ代表として来日、カナダ館の彫刻を制作した。1978年には日系文化人として初のオーダー・オブ・カナダを受賞。白人世界で活躍した非白人のパイオニアである。1994年に亡くなった
増谷松樹[マスタニマツキ]
1946年、横浜に生まれる。慶応義塾大学卒業。ネパールへの旅でカナダ人の妻と出会い、1976年にバンクーバーに移住。その後、小さな島の農園に移る。翻訳業に従事するかたわら、ロイ・キヨオカとの交流を通し、詩作、フリー・ミュージックなどに親しむ
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感想・レビュー
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James Hayashi
24
写真花嫁。別人の写真を見せられた人も稀でないらしい。カナダも連合国であり、日本人は敵性外国人として扱われた。誰の視点で話されているのか分かりずらい。著者はロイとなっているが、実はロイの母メリー・キヨオカの視点で描かれているらしい。侍の娘としての際立った記述も見当たらない。2019/01/24
犬養三千代
6
2002月9月12日 草思社 ロイ·キヨオカ ある日系一世の回想 土佐弁のインタビューを英訳してまた、翻訳された本。 苦労を明るく、まっとうに語る。 侍の娘!であり 芸術家の母。 読後感が心地良い。2018/12/15
takao
0
ふむ2025/02/11