遺伝子があなたをそうさせる―喫煙からダイエットまで

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794211583
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0045

内容説明

遺伝するのは容貌や体質だけではない。日日の行動や習慣も、じつは遺伝子の影響を受けている。スリルを求めるか、心配症か、怒りっぽいか、カフェインやニコチンに依存しやすいか、セックスの頻度が高いか…こうしたことはみな、特定の遺伝子がかかわっていることがわかっている。本書は、ごく身近な例をあげながら、日常生活のさまざまな側面で、どんな遺伝子がどんな働きをしているかを具体的に解き明かし、「生まれか育ちか」をめぐる問題に新たな光を投げかける。そして、人はだれでも特定の遺伝的傾向をもって生まれるが、それをどう活かすか、また弱点をどうカバーするかは、後天的に獲得する性格によって変わってくると説く。自身の見方や人生観が変わる、興味の尽きない一冊。

目次

はじめに 「気質」はあらかじめ決まっている
1 スリル―ハイな気分で生きる
2 不安―世界を暗く見る傾向
3 怒り―攻撃性、犯罪、暴力
4 依存―飲酒、喫煙、麻薬
5 セックス―恋する男と女
6 思考―知能の遺伝
7 飢え―体重と食習慣
8 加齢―生物学的時計
結び 遺伝子操作は人間をどう変えるか

著者等紹介

ヘイマー,ディーン[ヘイマー,ディーン][Hamer,Dean]
ハーバード大学卒業。分子遺伝学のパイオニア。現在は、米国国立衛生研究所所属の国立がん研究所生化学実験室で、遺伝子構造・調節主任を務める。1993年に、いわゆる「ゲイ遺伝子」を発見し、話題となった。P・コープランドとの共著The Science of Desireは、1994年に「ニューヨーク・タイムズ」紙の「注目すべき書」に選ばれている

コープランド,ピーター[コープランド,ピーター][Copeland,Peter]
ワシントンD.C.で活躍するジャーナリスト・エディター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

40
★★★★★刺激を好むか安定を好むか、攻撃性や衝動性があるか、鬱や肥満や依存症になりやすいかなど、全ては遺伝子に組み込まれているそうだ。しかし、マイナスに思える遺伝子でも、自分でコントロールしようという意志や能力を培えば克服でき、自分の特性にあったよい方向に転用可能だという。生まれる前の遺伝子操作で、「長生き」「天才」「健康」など、技術的に変えることができる時代になりつつあるらしいが、どのような遺伝子を持って生まれたとしても、幸せな人生を生きれるかどうかは本人次第という。深く、面白かった。2016/08/27

3月ウサギ

4
オビに惹かれ、ハウツー物みたいな軽いきもちで選んだはずが専門書。訳者が読みやすい文章にまとめてくれたおかげで理解できました!自然に生きていることはほんとうに不思議なこと。2010/11/17

ATS

3
★☆☆外国の本によくあるように非常に冗長で、読むのが苦痛になる。遺伝の観点からスリル・不安・怒り(攻撃性、犯罪、暴力)・依存(飲酒、喫煙、麻薬)・セックス・思考・飢え(体重と食習慣)・加齢について、章立てて書かれている。2016/06/22

のちおちゃん

3
☆☆☆2009/09/27

やす

2
遺伝子と性格や人格の関連性をまとめた本。ちょっと古いけど十分面白く読めた。2018/09/03

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