内容説明
遺伝するのは容貌や体質だけではない。日日の行動や習慣も、じつは遺伝子の影響を受けている。スリルを求めるか、心配症か、怒りっぽいか、カフェインやニコチンに依存しやすいか、セックスの頻度が高いか…こうしたことはみな、特定の遺伝子がかかわっていることがわかっている。本書は、ごく身近な例をあげながら、日常生活のさまざまな側面で、どんな遺伝子がどんな働きをしているかを具体的に解き明かし、「生まれか育ちか」をめぐる問題に新たな光を投げかける。そして、人はだれでも特定の遺伝的傾向をもって生まれるが、それをどう活かすか、また弱点をどうカバーするかは、後天的に獲得する性格によって変わってくると説く。自身の見方や人生観が変わる、興味の尽きない一冊。
目次
はじめに 「気質」はあらかじめ決まっている
1 スリル―ハイな気分で生きる
2 不安―世界を暗く見る傾向
3 怒り―攻撃性、犯罪、暴力
4 依存―飲酒、喫煙、麻薬
5 セックス―恋する男と女
6 思考―知能の遺伝
7 飢え―体重と食習慣
8 加齢―生物学的時計
結び 遺伝子操作は人間をどう変えるか
著者等紹介
ヘイマー,ディーン[ヘイマー,ディーン][Hamer,Dean]
ハーバード大学卒業。分子遺伝学のパイオニア。現在は、米国国立衛生研究所所属の国立がん研究所生化学実験室で、遺伝子構造・調節主任を務める。1993年に、いわゆる「ゲイ遺伝子」を発見し、話題となった。P・コープランドとの共著The Science of Desireは、1994年に「ニューヨーク・タイムズ」紙の「注目すべき書」に選ばれている
コープランド,ピーター[コープランド,ピーター][Copeland,Peter]
ワシントンD.C.で活躍するジャーナリスト・エディター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
3月ウサギ
ATS
のちおちゃん
やす