親日派のための弁明

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794211521
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0022

内容説明

韓国新世代の気鋭の評論家が、李氏朝鮮末期の歴史を公平な視点から検証し、抑圧的な旧体制の清算と朝鮮の近代化は日本の支援なくしてありえなかったとして日本統治を高く評価。韓国政府がおこなってきた反日教育をささえる歴史認識は誤っていると厳しく批判し、韓国で事実上の発禁処分となった革命的ともいうべき評論集である。

目次

第1部 夜明けのアジア(私たちはかれらを「チョッパリ」と呼ぶ;「罪」というなら負けたことこそが「罪」である;韓国と中国に日本を非難する資格があるのか ほか)
第2部 相生の歴史(韓日共存の歴史;革命家、金玉均;暗い死の時代 ほか)
第3部 カミカゼの後裔たち(独島(竹島)は日本の領土
対韓請求権と対日請求権
ある留学生のメール ほか)

著者等紹介

金完燮[キムワンソプ]
作家、評論家。1963年、全羅南道光州生まれ。サレジオ高校卒業。高校時代の80年におきた光州民主化運動では市民軍に参加して全羅道庁に篭城、のちに「国家偉功者」として顕彰される。82年、ソウル大学物理学部入学。天文学を専攻するが、歴史、政治、経済にも関心をもつ。89年以降、『ハイテク情報』『ソフト・ワールド』の雑誌記者をへて、92年よりフリーランサー。95年に出版した『娼婦論』がベストセラーとなる。96年よりおよそ2年間、オーストラリアに居住。帰国後、『コスタク新聞』を創刊し編集主幹をつとめる

荒木和博[アラキカズヒロ]
1956年、東京生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。現代コリア研究所研究部長。拓植大学海外事情研究所助教授

荒木信子[アラキノブコ]
1963年、横浜生まれ。横浜市立大学文理学部国際関係課程卒業。筑波大学大学院地域研究科東アジアコース修了。90~91年、韓国ソウル大学留学。翻訳家
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RASCAL

16
約20年前に書かれたこの手の草分け的な本、多少日本をよいしょしすぎの感はあるが、韓国へのショック療法としてはこれくらいの方が良い。日本にはWar Guilt Information、韓国には反日教育、思想からの武装解除、米国恐るべし。戦前、日本がリットン調査団の勧告を受け入れ、国際連盟に従っていれば、米国、EUに並ぶ経済圏が東アジアに誕生していたかもと思うと残念。この時に比べても、日韓関係は明らかに悪化、アジアにおける日本の経済力も相対的にかなり低下している。ますます難しい世の中になってしまった。2020/06/29

JUN

15
韓国で生まれ育ち、反日感情を持っていた著者は、海外を転々をするうちに、韓国における歴史教育が恣意的な捏造と歪曲であることに気付き、この著書を書くに至った。約20年前の作品だが、昨今の日韓関係に照らし合わして納得の文章が・・・「韓国人の他者にたいする態度は自己中心的でストレートである。一方、日本人は他人の気持ちにまず配慮し、相手の機嫌を損ねるようなら、自分の立場が正しくても引っこめて謝る傾向がある。このような日韓のちがいが、両国の歴史認識をめぐる論争でもそのままあらわれている。」2019/09/04

MAT-TUN

15
韓国国内では青少年有害図書に指定されているそうです。著者は物理学を大学で学んでおり、私も物理学をやったので親近感がわきました。自分の直感、予想、今まで考え、に反するデータが得られた場合は、データだけを批判するのではなく、もしかした前提が間違っているかも?と考えるのは科学者の常ですから。本書は韓国の国定歴史教科書に見られる極端な「朝鮮民族最高・不倶戴天日本民族」のような主張は全くない。朝鮮半島における近代日本の関与について、肯定的な側面と否定的な側面をよく噛み砕いて記載されており非常に参考になる。おすすめ!2013/07/30

Akimichi Tobita

5
日韓ワールドカップで、あまりに日本に対して対抗意識を持つ不思議さに直後発売日に買って読んでみた…ら、驚愕した。自分が教えられ、持っていた歴史観がまるっきり崩壊した。韓国人が書いた内容だけに、素直に受け止めることができた。ここから、歴史書を読みアサリ人生観が変わった。今思うと本書との出会いに感謝してます。ここから、自分の読書人生が始まった。2004/01/01

仲本テンカ

5
AKB48だった前田敦子さんの、絶頂期にあった恐ろしいほどのバッシングの嵐。ところが最近、そこそこ収まってきた前田さんバッシング。これって、韓国の反日感情に似ている気がします。という事は、『(日本)人類は衰退しました』すれば、韓国からの日本バッシング。もとい反日感情は、だいぶ収まるのではないでしょうか。または、韓国経済が安定しきったら、もう少し日本のことはほおっておいてくれるのではないでしょうか。なのでまあ、叩かれているうちが花だと思って、我慢するしかないのでしょうね。『触らぬアンチに祟りなし』です。2013/03/18

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