内容説明
韓国新世代の気鋭の評論家が、李氏朝鮮末期の歴史を公平な視点から検証し、抑圧的な旧体制の清算と朝鮮の近代化は日本の支援なくしてありえなかったとして日本統治を高く評価。韓国政府がおこなってきた反日教育をささえる歴史認識は誤っていると厳しく批判し、韓国で事実上の発禁処分となった革命的ともいうべき評論集である。
目次
第1部 夜明けのアジア(私たちはかれらを「チョッパリ」と呼ぶ;「罪」というなら負けたことこそが「罪」である;韓国と中国に日本を非難する資格があるのか ほか)
第2部 相生の歴史(韓日共存の歴史;革命家、金玉均;暗い死の時代 ほか)
第3部 カミカゼの後裔たち(独島(竹島)は日本の領土
対韓請求権と対日請求権
ある留学生のメール ほか)
著者等紹介
金完燮[キムワンソプ]
作家、評論家。1963年、全羅南道光州生まれ。サレジオ高校卒業。高校時代の80年におきた光州民主化運動では市民軍に参加して全羅道庁に篭城、のちに「国家偉功者」として顕彰される。82年、ソウル大学物理学部入学。天文学を専攻するが、歴史、政治、経済にも関心をもつ。89年以降、『ハイテク情報』『ソフト・ワールド』の雑誌記者をへて、92年よりフリーランサー。95年に出版した『娼婦論』がベストセラーとなる。96年よりおよそ2年間、オーストラリアに居住。帰国後、『コスタク新聞』を創刊し編集主幹をつとめる
荒木和博[アラキカズヒロ]
1956年、東京生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。現代コリア研究所研究部長。拓植大学海外事情研究所助教授
荒木信子[アラキノブコ]
1963年、横浜生まれ。横浜市立大学文理学部国際関係課程卒業。筑波大学大学院地域研究科東アジアコース修了。90~91年、韓国ソウル大学留学。翻訳家
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