出版社内容情報
男の子が育ちにくい時代に知っておきたい“現代の知恵”。世界十数カ国で支持されたベストセラー!
内容説明
男の子と女の子の脳はちがう、思春期には親以外の大人の助けが絶対に必要、など“現代の知恵”を満載。
目次
序 いま、少年たちにどんな問題が起こっているのか?
1 男の子の成長には三つの段階がある
2 男性ホルモンの影響を知っておこう
3 男の子と女の子の脳はちがう
4 男の子は父親の態度から学ぶ
5 母親が男の子の自尊心を育む
6 健全な性意識を育てる
7 学校を男の子に合った場所にする
8 スポーツには危険な罠がある
9 少年を大人に成長させる鍵
著者等紹介
ビダルフ,スティーヴ[ビダルフ,スティーヴ][Biddulph,Steve]
オーストラリアの心理学者で、20年来、家族の問題を扱っている。オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、シンガポール、ドイツ、イギリス、中国ほか各国で調査をおこない、子どもの抱える問題にとりくむうちに、親たちへの教育の必要性を痛感する。ソーシャルワーカーの妻シャーロン・ビダルフとともに発表した6冊の本は、すべてベストセラーとなり、14か国語に訳されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
37
男性ホルモンの影響から男は暴力的で犯罪を犯しやすいと謂われていますが、実際の所は親との関係性にあると言われています。父親との関係が上手く築けていない男は暴力的で傷つきやすく犯罪に走りやすいと言われています。お金を家に入ればいいのではなく父親も積極的に子供に愛情を注ぐことで世の中の犯罪は減るのではないでしょうか?また男女の平等化が進んでいる今日は男も積極的に家事に参加することが必要になってくるのではないでしょうか?2016/06/23
nanoko
9
中学生の息子がね、いるんですよ、うちには。わけがわかんないんですよね~・・・この年頃の男子。たまたま中古本屋で可愛らしい表紙が目に付き¥105って事で購入。母にとっては、参考になる部分もあります。でも、この1冊の本よりも身近にいる先輩母の「無理に理解しようとする方が間違ってんのよ!男の子なんてチ○コくっつけて生まれてきた時点で自分とは別の生き物だと思わなきゃ!」って一言の方が、私としては説得力があったな(笑)2011/03/09
Ruka Takahashi
5
働く母にとっては、保育園という場所が男の子には向いてなくて、通わせるべきでない、といったことが書いてあった時点でなんとなく心のシャッターが閉じてしまった。が!参考になったのは、男の子にとって必要な人間が3つの期間で変わってくるというところ。乳幼児期は母親、6歳から14歳は父親、14歳以降は家族以外の信頼できる大人の男性、とのこと。親は交友関係には目を光らせる必要があるし、特に14歳以降は同じ年頃の子どもたちだけで形成されたコミュニティに浸らせるのは危険らしい。2016/12/16
asagon
3
男の子をまっとうに(?)育てるのってやっぱりこんなに大変なんだ・・・と改めて思った。これまで、性別で捉えたり関わり方を変えるのは、性差別的で嫌だし、性差より個人差、と考えていたが、生物学的に異なる部分があることも念頭に置いておくべきだと思った。2016/01/16
yonet35
3
いや、まだ三歳の息子ですが…性別違う生きもんだ‼と、つくづく感じるようになり、図書館に予約して借りました。数が少なかったのかもしれませんが…予約して手元に届くまで数ヶ月かかりました。それほど、世の母は男の子を理解するのに苦しんでいる証拠なんですかね?とにかく、ある程度の年齢になると父親の存在が大事なんだということと、男は生まれたときから男なんだということがわかりました。2015/10/15
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- 和書
- 大いなる助走 文春文庫