出版社内容情報
二千年の時を経てよみがえった、哲人皇帝の「心を鍛える」ためのテキスト。
内容説明
自分の思いどおりにならないことに振り回されずに生きる―。これが、全盛時代のローマ帝国に君臨した哲人皇帝マルクス・アウレリウスの終生のテーマであった。本書は、彼が書き残した古典的名著『自省録』の言葉を、現代人の問題意識に合わせて、テーマ別にまとめたものである。他人の卑劣な行為にどう対処すればいいのか、満たされない自分の心とどう向き合うか、そして、いつか必ずやってくる死をどう考えるべきか。巨大な権力を手にしながら、ひたすら真摯に自己の内面を見つめ続けて生きた男が残した、「心を鍛える」ためのテキスト。
目次
第1部 ローマ皇帝マルクスのメッセージ(手遅れになる前に;ローマ帝国に君臨した哲学者;逃れられない苦悩や絶望と向き合って生まれた言葉;二千年前の生き方としての哲学 ほか)
第2部 生き直すための言葉(今日も嫌な人に出会うだろう。だが―(この世に生きること)
どれだけの歳月を、君は先延ばしにしてきたのか(自己を高める)
君は自分のことを知らなすぎる(内なる魂)
心にも深呼吸させなさい(宇宙の心) ほか)
著者等紹介
フォステイター,マーク[フォステイター,マーク][Forstater,Mark]
アメリカ人。フィルム・プロデューサー。代表作にMonty Python and the Holy Grailがある。ロンドン在住
池田雅之[イケダマサユキ]
東京生まれ。早稲田大学文学部卒。比較文学・文化専攻。現在、早稲田大学社会科学部・大学院教授
高井清子[タカイキヨコ]
津田塾大学国際関係学科卒。現在は映画、料理関係の実務翻訳に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。