内容説明
人はなぜ幸福を求めてやまないのか?幸福とはどこにあるのか?幸福になるかどうかは遺伝子に書きこまれているのか?人は数千年ものあいだ、幸福について考えつづけてきた。本書は、古今東西の哲人・宗教家たちが語ってきた言葉を紹介し、さらに科学のめざましい進歩と幸福との関係を考察することで、「幸福学」をうちたてようとする。21世紀の幕開けを目前にして、われわれが自身への理解を深め、幸福への道すじを描く手助けをしてくれる、生きる指針となる書である。
目次
第1部 幸福になるための哲学(幸福をもたらすのはどんな力か;何がよくて、何が悪いか;神々が考える幸福;人間が考える幸福 ほか)
第2部 幸福になるための科学(生まれてよかったか;幸福のきめ手は遺伝子か;幸福のバトンをわたそう;死はほんとうに不幸だろうか ほか)