言いにくいことをうまく伝える会話術

ストーン，ダグラス〈Ｓｔｏｎｅ，Ｄｏｕｇｌａｓ〉/パットン，ブルース〈Ｐａｔｔｏｎ，Ｂｒｕｃｅ〉/ヒーン，シーラ【著】〈Ｈｅｅｎ，Ｓｈｅｉｌａ〉/松本 剛史【訳】

草思社（1999/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 333p／高さ 20cm
• 商品コード 9784794209313
• NDC分類 809.4
• Cコード C0036

内容説明

会社で、家庭で、男女で、難局を切り抜けるための上手い言い方話し方マニュアル。

目次

どうしてうまく伝わらないか
失敗も誤解も避けられる
（何があったかをめぐる会話；感情をめぐる会話；アイデンティティをめぐる会話）
切り出す、聞き出す、リードする―会話の実践法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[booklight]

なぜ話し合いがうまくいかないか。そこには感情のすれ違いがあるから。相手のことを勝手に推測して、決めつけて、感情的になると、話し合いはうまくいかない。相手の持っている情報、考え、感情を共有できれば、それまで決めつけていた状況と変わってくる。逆も同じ。こちらの情報、考え、感情を共有して、相手にわかってもらう必要がある。話し合う前と土台が変わりお互いに同じ土台に立てれば、全体最適が決められる。図書館が臨時休館でいいことの一つは、借りている本がじっくり読めること。他の本を読んで、読んでいた本の理解がまた深まった。

2020/05/17

[booklight]

1999年の本だが、学ぶことは多い。感情は、難しい会話の中心にある。まさにそう。事実は事実としても、お互いの感情を理解しあえていないと話し合いはこじれる。相手の感情を理解し、自分の感情も理解しないといけない。自分のことも相手のことも理解できると、理解度が変わるのでアプローチも変わってくる。感情は思い込みでエスカレートしがちなので、事実と思い込みを分けることも大事。会話例が豊富でより実践的でした。しかしお互いに理解し合いたい、という状況限定かな。そして理解した上でなんと言うかは、やはり経験や才能が必要そう。

2020/04/18

[速読おやじ]

仕事でも家庭でも直面する「難しい会話」の本質に迫る一冊でした。特に「三つの会話（何があったか・感情・アイデンティティ）」という構造は納得感があり、自分のストーリーだけではなく、相手のストーリーに入り込む視点が大切だと気づかされました。感情は避けずに伝えるべきで、「なぜそんなことをしたの？」ではなく、「私はこう感じた」と言える力が必要だと痛感。また、「二者択一」ではなく、お互いの言い分に耳を傾け合うことが、本当の対話につながるという教えは、シンプルながら深く胸に残りました。25年以上前の本だが、普遍的です。

2025/06/01

[Shu]

この手の本をいくら読んでも上手くいかない。この本が悪いのではないです。

2015/08/29

[nico560]

なぜ人に言いにくい事があるのか？ それを具体的な会話形式で進めながら、解決していく。 自分の今までの人生の中で、多くの会話の過ちが何故起きて、そして解決しなかったが、痛いほどよくわかる本だ。

2020/01/09