内容説明
一世代前の音楽家たちからショルティはあふれるほどの贈り物を受け取った。リスト音楽院ではバルトーク、コダーイ、ヴェイネルらに教えられ、修行時代にはトスカニーニやR・シュトラウスらとの交流を通じて音楽的成長をとげた。そして今世紀屈指の名指揮者となったショルティは、今度はその生涯でかち得たものを若い世代に伝えるべくこの本で饒舌に語りはじめる。大戦に揉まれた青春時代、指揮する歓びと苦労、奏者や楽団との関わり、20世紀の音楽界、大作曲家の作品解釈についての示唆などなど―本書は、人生における幸福ということについても多くをわれわれに語りかけてくる。オペラに管弦楽に、比類ない輝きにみちた演奏を指揮して逝った名匠の回想記。
目次
1 誕生の地、ブダペスト
2 亡命者の日々、チューリッヒ
3 挑戦と手さぐりのとき、ミュンヘン
4 穏やかな成長期、フランクフルト
5 オペラと成熟の時代、ロンドン
6 管弦楽と幸せの街、シカゴ
7 世界を駆ける指揮者
8 なによりもまず音楽を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あやてい
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大好きな指揮者であるショルティの自伝があることを知ったのは、CD Box「Soltissimo」の既刊3セットを全部聞いてしまってから。ナチスに蹂躙されたヨーロッパ世界でどのように苦闘し音楽で身を立てられるようになったかが興味深い。正直な人らしく、自分を不当に扱った人、意見や反りの合わない人のことなども率直に書いている。ただ、ずっと真相が気になっていた、3年契約のバイロイトの音楽監督を1年で辞した理由がきっぱりと何も書いていない。逆にそれほど書けない何かがあったのかと気になって仕方ない。2016/04/16
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