出版社内容情報
オランダ人が日本に謝罪を要求するのは植民地喪失の恨みからではないのか?
少年時代を日本軍の抑留所で過ごした著者による極めて公平な太平洋戦争の考察
内容説明
本書は、戦後、戦勝国として一方的に日本を断罪しつづけてきたオランダ人のいわば自省の書である。著者は省みなければならないのは、インドネシア人を過酷に支配してきたオランダ人ではないかと、問いかけているのである。おそらく、かつての植民地支配者による初めての真摯な反省の書であろう。それも、少年時代に日本軍の厳しい抑留所生活を送った人物によるものだけに、大きな意味がある。
目次
オランダ領東インドの日本化
無人地帯の予言者
沈思一千年の美
きけわだつみのこえ
決まり文句と暗示
山の人間
あるギリシャ悲劇
デリの大地
鮫
太平洋のポンペイ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
1
草思社のアジア本にハズレなし、と聞いて読んでみたのだが、これはさほどでもなかった。しかし、太平洋戦争の禍根で、現在も日本人がオランダでかくも忌み嫌われているというのは、あまり想像したことがなかったというのが本当のところだ。昔、古都チレボンで半日ばかりオランダ人のカップルと行動をともにしたが、あの時彼らは私をどう見ていたんだろう。親切なホテルオーナーがオランダ語をインドネシア語に訳してくれたので、私は彼らと直接話さなかったが、少しでも英語で会話をしておくのだった。2012/02/07
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