内容説明
本書の著者はこれまで加速器を駆使して数々の素粒子を見つけてきた。最も素粒子とのつきあいが深い科学者のひとりである。いまはおそらく最後の素粒子を見つけるため、超伝導スーパーコライダーの建設を待っているところだ。その予算獲得のため、著者はいかにしてレーガン大統領を説得したのか?宇宙最大の謎パリティの破れははたして解消されるのか?究極の素粒子は見つかるのか?思いついたその日にすぐさま装置を作り、試行錯誤の末、結果に一喜一憂する研究者の日々、興奮、挫折、そして栄光、これは科学の醍醐味のすべてをつめこんだ快著である。
目次
6 加速器―そいつが原子を粉砕するんだな
7 アトム!
8 ついに神の素粒子を
9 内なる空間、外なる空間、そして時間以前の時間