内容説明
あれは嘘と裏切りにみちた三角関係だった―。サルトルの愛人であり、ボーヴォワールの愛人だった女性が、2人の知識人との関係を赤裸々に語る。フランスで一大センセーションを巻き起こした問題の書。
目次
第1部 〈トリオ〉(美しい女教師への憧れ;ソルボンヌの仲間たち;サルトルの求愛と悲惨な肉体関係)
第2部 戦争(仕組まれたサルトルとの別れ;サルトル、ボーヴォワールにとってユダヤ人とは;忍び寄るナチスの脅威とパリ脱出 ほか)
第3部 戦後(ボーヴォワールとの再会;新たな友情の絆;サルトル、ボーヴォワールの悲しい晩年 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろゆき
5
日本でいえば女子高生の歳に、天下のサルトルとボーヴォワールと衝撃的な〈トリオ〉の関係を結んだ、哲学教師である著者の総括と半自伝。ボーヴォワールの伝記や書簡集に自分が勝手に晒されているのに抗議しての出版。要はボーヴォワールが美人の教え子を同性愛に引き込み、サルトルに渡すかたち。自由な恋愛の陰にあったサルトルの身勝手さとボーヴォワールの屈服を暴く。『娘時代』をもじった邦題があまりに残念(原題は不真面目な少女の記録)なため読むのが今日になったのを後悔。一気読み。ユダヤ人故の逃亡とレジスタンスの記述も手に汗握る2013/02/20
1goldenbatman
4
Mémoires d'une jeune fille dérangéeという題名は、明らかにボーヴォワールのMémoires d'une jeune fille rangéeをもじったもの。「結局、私にとってサルトルとボーヴォワールは厄病神以外の何物でもなかったのだ。と、締めくくっているが、二人と同時代に生きた一人の女性の日記として読んでみました。「オートバイに乗った斥侯たち。金髪できれいに髭を剃り、背筋を伸ばしてオートバイに乗ったその姿は、新生ドイツ、国家社会主義ドイツの代表としての誇りに満ちていた。」2019/01/22
Rico
3
哲学興味の広がりで、今サルトルの嘔吐をやっと読んでいるのだけれど、こちらも読んでみた。生き方から注目を浴びていたサルトルとボーヴォワールカップルの話、戦時のフランス人の考え方やユダヤ人の迫害など、歴史的にも面白いし、普通に男女の複雑な関係という意味でも面白い。著者の精神分析医の分析も面白かった。著者は「結局、私にとってサルトルとボーヴォワールは疫病神以外の何物でもなかったのだ」と締めくくっているが、かけがえのない特殊な人間関係だったようにも見えるのだが。2021/03/13
chouchou
0
軽いショックを受けました...2010/11/05




