内容説明
湯治先の湯河原で関東大震災に遭遇したふみちゃん一家。やむなく母の郷里、東北は水沢の造り酒屋で態勢をととのえ勇躍上京、江戸情緒のたっぷり残る新富町にふたたび歯科医院の看板をあげて…。下町のこまやかな人情と両親の愛につつまれて育った著者が、幾山河越えたいまも心の小箱にだいじにしまってある、戦前の東京下町の心あたたまる庶民の暮らしを綴る。
目次
1 水沢の震災疎開っ子
2 新富町かいわい
3 下町の明け暮れ
4 モボ・モガ時代の女学生
5 大戦前夜のわが家
湯治先の湯河原で関東大震災に遭遇したふみちゃん一家。やむなく母の郷里、東北は水沢の造り酒屋で態勢をととのえ勇躍上京、江戸情緒のたっぷり残る新富町にふたたび歯科医院の看板をあげて…。下町のこまやかな人情と両親の愛につつまれて育った著者が、幾山河越えたいまも心の小箱にだいじにしまってある、戦前の東京下町の心あたたまる庶民の暮らしを綴る。
1 水沢の震災疎開っ子
2 新富町かいわい
3 下町の明け暮れ
4 モボ・モガ時代の女学生
5 大戦前夜のわが家