内容説明
本書は北極という土地そのもの、その大地、海、氷、光、そしてここに棲むジャコウウシ、イッカク、ホッキョクグマなどの動物たちへの賛歌である。本書はエスキモーについて書かれた本でもある。彼らは今もこの土地を深く愛し、この土地と密接に結びついた生活を送っている。本書は、クジラ、鳥、カリブーなどの大いなる渡りについての本でもある。氷についての本でもある。全米図書賞受賞。
目次
プロローグ―バフィン島ポンズ湾
1 北極星の下
2 バンクス島―ジャコウウシ
3 力をあたえるもの―ホッキョクグマ
4 ランカスター海峡―イッカク
5 移動―呼吸する大地
6 氷と光
7 魂の地
8 修道士たちの意図
9 未知の海へ
エピローグ―ベーリング海、セント・ローレンス島