内容説明
新興キネマから大映へ、時代劇からフィルム・ノワールへ。映画が映画であった時代、生まれながらのカツドウ屋・森一生監督が語りつくしたスター、撮影所、映画作法。
目次
8ミリから『雄呂血』へ
伊丹万作―日本映画の発見
父、母、そして映画
映画事始―日活から第一映画へ
永田雅一―監督デビューのころ
なんでも撮った新興キネマ
戦争
大映―戦後の再出発
黒沢明とともに―他流試合あれこれ
長谷川一夫という男
若き日の市川雷蔵
薄桜記―雷蔵哀惜
勝新太郎と『座頭市』
女優の魅力
早撮りと間に合わせ―娯楽映画作法
映画旅―129本のかなたへ
あとがきに代えて―森一生とはなにか・対談(山田宏一・山根貞男)