紀の漁師 黒潮に鰹を追う

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紀の漁師 黒潮に鰹を追う

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  • サイズ B6判/ページ数 147p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784794203489
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

收漁丸は九トン、カツオ曳繩船。船頭の小川收は親子三代の紀州漁師。乗組員は女房の貞子とふたり。ふたりは一年の大半を黒潮にカツオをいただく夫婦漁師である。例年二月、「きばってきいや」という祖父に留守居を頼んで、大安の日に海山の母港を出帆。およそ三百日のあいだ、船を住居に、静岡、神奈川、八丈、千葉、福島、宮城の浦々を転戦する。この本はその間、收漁丸に同乗して漁師と起居をともにし、旅船という名の沿岸漁民の哀歓をつぶさにルポした出色の読みものである。

目次

夫婦船(めおとぶね)
翻車魚(マンボウ)
僚船(かたふね)
家船(えぶね)
借家のイカ漁
紅葉ガツオ
紀州船団、対馬へ
北西の風(アナジ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

9
読了。紀州は紀州でも東紀州の方でした。和歌山のことは、対馬への県外出漁の章で少し登場する程度。驚いたのは、出版当時の平成初期頃から、資源の減少を伺わせる話があること。また、最新の機器導入の功罪についても考えさせられた。身に付けた技術を機械に置き換えることで、効率化や省力化に繋げるのが大切。機械がないと仕事ができないという状態は、極めて危うい。2024/06/10

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