機関士 走りつづけて一万四千日

機関士 走りつづけて一万四千日

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784794203113
  • NDC分類 916

内容説明

昭和20年、アメリカ占領軍は野戦用のディーゼル機関車を日本へ運び、機関士にピストルを突きつけて走らせた。やがて愛着をもって運転してきたSLはディーゼル機関車にかわり、合理化によって、機関助士は廃止された。「鬼の動労」と呼ばれた組合も追いつめられていく。東京の勝手口、汐留駅はついに安楽死。著者も退職、国鉄はやがて解体しJRへと変貌していく。機関士生活30年、国鉄の変貌と解体をつぶさに見てきた著者が描く、波瀾に富んだ機関士たちと機関車と駅にまつわるユニークな回想記。

目次

1 ディーゼル機関車の乗り心地(DD12形とピストル;機関車、西宮球場を走る;最後のハンドル、DE10形;機関助士廃止)
2 機関車と駅の物語(東海道新幹線の窓から;客車のねぐら盛衰史;品川駅はお国のために;東京の勝手口、汐留駅;安楽死の引導が汐留駅に ほか)
3 人は鬼と呼んだ―動労30年(岩井章の話が聞ける!;松崎明の青年時代;国労と動労は犬畜生に劣るか;品川事件で7人逮捕 ほか)
4 機関車乗りの短い春(不規則の見本、機関士の勤務;労組にもブレーキがある;機関士たちの背番号;もしかしたら退職の年 ほか)
5 機関車に乗れない機関士(100人の機関士たちあれこれ;機関車とシャドウ・ワーク;民間の達人、国鉄を見る;事故の神様にあかんべ ほか)

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