内容説明
昭和31年、とうとうアメリカにまで渡った喜春姐さんは、広し大陸で自由な空気を、胸いっぱい吸った。ニューヨークで、テキスサで、フロリダで、新橋芸者の心意気をアメリカ人に示した、心温まる交遊の30年。
目次
アート・スクールの日本人モデル
ニューヨークに来た頃
「ナカムラ・ギフト・ショップ」の思い出
高砂社ニューヨーク本部
息子、ニューヨークに来る
ミスター・ブランシュと年栄姐さん
「江戸っ子芸者」、テキサスへ
ジョージアの鉄板焼き屋
マイアミのシャミコの話
家庭教師で素的な毎日
広大なアメリカを行く
さようなら、アクドリュー